内容説明
東京２３区内には５４７の坂がある。その多くは江戸時代に開削され、名づけられたものだ。いまも昔の面影残す坂の風景と、そこで脈脈として営まれてきた人びとの暮らし。大都会・東京の素顔をいきいきと写しとる。東京の町と坂をめぐる川本三郎氏との対談のほか、すべての坂の地図やリスト、傾斜角度、道幅などデータを付す。
目次
板橋区、北区の坂
荒川区、台東区、墨田区の坂
文京区東部の坂
文京区西部、豊島区の坂
新宿区の坂
中野区、杉並区、世田谷区の坂
千代田区の坂
渋谷区、目黒区の坂
品川区、大田区の坂
港区北部、南部の坂
対談 坂の暮らし、町の歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あられ
1
四半世紀前に出版された白黒の写真集 坂とそこにある暮らしを写しとっていて、とても楽しかった 坂には名前のあるものとそうでないものがあり、名前のつき方や由来もかたられていて面白かった 九段坂の九段は土が崩れないように入れられた土留めの数だそうだ、、なるほど 私の使っている坂も取り上げられていたが、ずいぶん姿が違っていた 記録としても大切な一冊と感じた2021/06/01
