内容説明
死守せよ、だが軽やかに手放せ―。演出家ピーター・ブルックはつねに生きた舞台をもとめ、世界演劇の最先端を歩みつづけてきた。『夏の夜の夢』にきわまるロイヤル・シェイクスピア劇団での傑出した仕事。オペラ、映画における果敢な試み。そして、世界中からあつまった役者たちとの異文化横断の旅。40年にわたるその開かれた活動のすべてを自ら明かす。柔軟にして強靱なブルック演劇の真髄を伝える貴重な一冊。
目次
1 演出感覚
2 思い出の人々
3 60年代からの挑発
4 シェイクスピアとは?
5 異文化への旅
6 なにもない空間からの出発
7 オペラの戦い
8 映像の息づかい
9 もう一つの世界へ