内容説明
学究肌で生きるに不器用な父、美しく慈しみぶかい母、いちばんの友である姉、賑やかな女中たち、食卓にのぼる好物、口ずさんだ歌、身のまわりのちいさな生きもの…。名作『神への告発』の著者が、少女期の暮らしの情景から自立を果すまでを、濃やかに、詩情ゆたかに描きだす、はじめての随筆集。
目次
てんとう虫
たくあんのお姫様
茶色の犬
皐月とビオフェルミン
茹で卵
白いレギンスの汚れ
「猫前のちゅう助」と「米の母」
板チョコと豚まんじゅう
岩おこしの思い出
丹毒と眼鏡の女〔ほか〕
感想・レビュー
-
- 洋書
- Incompatible




