目次
序 「富蘭平太と申します」
1 東欧のユダヤ人
2 戦争と両親
3 わんぱく少年
4 セックスと数学オリンピック
5 ブダペストの大学生
6 放浪する数学者
7 パリ留学
8 自由人ミッシェル
9 数学者、サーカス学校に行く
10 軍隊生活
11 亡命
12 インド、はじめてのアジア
13 ダグマルとの恋
14 日本に暮らす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
15
世界をまわって日本が好きになった。数年前に駅で見かけた。2022/06/24
ふうふう
9
★★★★☆マテマティカの人。ハンガリーを含め東欧世界の歴史、ユダヤ人への長く過酷な差別、暗く重い現実を知る。昔のユダヤ人家族の中では、家政婦さんが、若い男性に性的な奉仕までしていたとあり、ショックを受ける。フランスへの亡命、インドで走るバスに飛び乗る生活、ドイツ女性との恋。数学と大道芸への愛。ピーターさんが、生きている人生そのものが、本当に興味深い物語でした。「日本人のサラリーマンのように縛られた生活をするくらいなら乞食になったほうがマシ」と言いきる彼。社会の自由さ、個人の心の自由さについて考えてしまう。2020/01/07
ウチ●
3
いつものブ・・・・で100均棚見ているとふと目に止まった。著者はピーター・フランクル・・・あの教育TV「マテマティカ」のヒト。表紙をめくるとフェルトペンで色々と書き込みが。(いわゆる痕跡本。)「●●様へ、記念に平太より」と、ある。平太さんから誰かへのプレゼントだったんだな、この本。何やらハンコも押してある(バンダナした人がお手玉してる)。へいた・・・へーた・・・ペータ!?ありゃりゃ、ご本人の直筆サイン本だなコリャ!! 読んで初めてわかったが、ご本人、国家体制を超越した偉大な数学者だったんですね。2012/11/20
かに
0
ピーター・フランクルの半生記。波乱万丈ながらも淡々とした筆致なのは,筆者にとって「外国語」で書いた甲斐があってのことか,それとも編集者が相当良い仕事をしたのか。とにかく面白かった。現在の日本はこういう外国人が移住したいと思える国だろうか?と考えると首をかしげざるを得ないのがかなしい。2016/11/03
ipusiron
0
1997/4/20読了
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