感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
21
高校生の頃、読みました。岸政彦氏もこの方の本を参考にしたというのも良く分かります。 膨大なインタビューから浮かび上がる第二次世界大戦の連合分側の事情も見えてきて、やはり戦争の被害者と加害者のものの見方は違うものでしょう。 この本に出てくる人たちがベトナム戦争等ではどうだったのか、そんなことを考えたりもしました。
shouyi.
8
インタビューの名手スタッズターケルによる第二次世界大戦体験者の声。余りに長大で腕が筋肉痛になるほど重い。貴重な記録とも言えるが、今も変わらない人々の声に生々しさに読み易さにすいすい最後まで進んだけど、読み終わって心が寒くなった。2020/06/20
Tapkala
4
調べ物をしていて図書館で読み、再読したくなり購入。当たり前だけど官民問わずいろんな立場の人間の“追憶”を収録するという意図のもとに書かれているので、客観的な記録とは言い難いことは冒頭で明記されている。当時黙殺されたであろう黒人兵士や日系アメリカ人の証言を多く取り上げるなどの工夫はされている。初読は、WW2で既に良心的兵役忌避者がいたことに驚いてたけど、今は、ユダヤ系アメリカ人の軍医の話と、真面目なスペイン人の戦車兵(18歳だった)の話が印象深い。2015/01/07
てまり
4
これほどたくさんの証言を集めてもアメリカという国そのものがなにを考えていたか、たしかなことはわからないんだよなと感じた。核を日本人に使う気持ちについては想像できるけど、ビキニでの実験はどういうことなんだろうな。GI特例法はすばらしいと思いました。ショービジネスの人の偽悪的なインタビューが印象的です。2014/05/28
m_a
4
さまざまなな(主にアメリカ人の)立場から第二次大戦の感想を綴った本。実戦に参加した兵士ほど戦争反対を唱えていて、アメリカ兵の命を救ったという意味で原爆投下を肯定的に考えているのが印象的でした。2012/10/05
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