感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ISBN vs ASIN vs OPAC
0
なにはともあれ原書は69年出版、指輪物語研究の、まだシリマリル発表前の、その時代の熱気、関連商品で小銭拾おうという企みのいかがわしさ、それを裏切る指輪物語の受容の「現在」、そして源泉を探る誠実な努力、これをもって研究できていると断じるには到底足りないのだけれども、逆に我々が目にしている山はどれほど高いのか、実感させてくれる。あと訳者の名前が荒俣さんということに、深い納得と驚き。指輪物語が、見過ごされている海外文学の一つ、であった時代があるのか。日本における指輪物語史も調べよう。2014/03/07
nightbird
0
たまたま神保町の古本屋ワゴンで見つけて買った1977年の初版。原文見ないで言うのもなんだけど、「この訳ってこれでいいの？」と思う箇所がチラホラ。とりあえず「エルフ」が全部「エルフ小人」と訳されてるのはダメなんじゃないか。トールキンのエルフって小人じゃないし…2012/08/18
-
- 洋書
- Elaine
