内容説明
ジャズ、小説、映画、ヒッピー、黒人、ニューヨーク…70年代に爆発する若者の魂のありかを綴った植草甚一の代表作、大きな判型で復刻。
目次
五角形のスクエアであふれた大都会
調髪師のチャーリーとハリーとTVでホサれたシスター・ジョージ
ニューヨーク・パリ・ロンドンの公衆便所を残らず覗いたジョナサン君とセリナ嬢
スティヴン・マーカスのポーノグラフィ論をめぐって
ナボコフの投書と本の話とナボコフィアンのこと
LSDの古典的文献となったオールダス・ハックスリーのメスカリン反応記録を読んで
シカゴのホワイト・カラー族がピル・パーティをやっている そのときのドラッグ・シーンのことなど
ジェイムズ・ボールドウィンの生きかたが書いてある本 もう一つの記事にはニューアーク暴動の顛末がくわしく書いてあった
わるくち専門雑誌「FACT」の記事から面白いやつをさがし出してみると
サンフランシスコ・ムードが「エスカイア」や「エヴァーグリーン・レヴュー」に侵入しはじめたそれから「ランパーツ」に出た「B・トレーヴンの秘密」のことなど〔ほか〕
著者等紹介
植草甚一[ウエクサジンイチ]
1908‐79年。欧米文学、ジャズ、映画の評論家。東京市日本橋区(現・中央区)小網町に生まれる。1935年、東宝に入社、宣伝部や調査部などに勤務。退職後、本格的に映画評論を書き始め、1956年頃からジャズを聴き始める。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』(早川書房)で第32回日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
moonanddai
ishida