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ぼくは散歩と雑学がすき (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 404p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794952127
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ジャズ、小説、映画、ヒッピー、黒人、ニューヨーク…70年代に爆発する若者の魂のありかを綴った植草甚一の代表作、大きな判型で復刻。

目次

五角形のスクエアであふれた大都会
調髪師のチャーリーとハリーとTVでホサれたシスター・ジョージ
ニューヨーク・パリ・ロンドンの公衆便所を残らず覗いたジョナサン君とセリナ嬢
スティヴン・マーカスのポーノグラフィ論をめぐって
ナボコフの投書と本の話とナボコフィアンのこと
LSDの古典的文献となったオールダス・ハックスリーのメスカリン反応記録を読んで
シカゴのホワイト・カラー族がピル・パーティをやっている そのときのドラッグ・シーンのことなど
ジェイムズ・ボールドウィンの生きかたが書いてある本 もう一つの記事にはニューアーク暴動の顛末がくわしく書いてあった
わるくち専門雑誌「FACT」の記事から面白いやつをさがし出してみると
サンフランシスコ・ムードが「エスカイア」や「エヴァーグリーン・レヴュー」に侵入しはじめたそれから「ランパーツ」に出た「B・トレーヴンの秘密」のことなど〔ほか〕

著者等紹介

植草甚一[ウエクサジンイチ]
1908‐79年。欧米文学、ジャズ、映画の評論家。東京市日本橋区(現・中央区)小網町に生まれる。1935年、東宝に入社、宣伝部や調査部などに勤務。退職後、本格的に映画評論を書き始め、1956年頃からジャズを聴き始める。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』(早川書房)で第32回日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moonanddai

5
字が小さくて、最初は読み切れるか自信がありませんでしたが、結局面白く読ませてもらいました、時間がかかりましたがW。ともあれ60年代のアメリカ世相で、やれLSDやメスカリンについての薬学的、病理学的、宗教学的考察があるかと思えば、黒人暴動の実情、ヒップやスクエア、果てはニューヨークの公衆トイレなどなど、脈歴なく突発的に出てきますW。今ならネットやら何やらでこのような情報はすぐ(というか、その気になれば)入手できるのでしょうが、当時は丸善だの洋書店で購入したものに頼らざるを得ない。素晴らしき先輩です。2021/06/20

ishida

1
字が細かくて読み応えがあった。ずいぶんモダンな話題がたくさん出てきて、現代でも違和感なく読める2021/06/14

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