感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Pikatyuagarden
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・ヂェオフリー・オブ・モンマスによると、モーガンは治療の力と空を飛ぶ能力を持ち、「アヴァロンの島」で八人の姉妹と暮らしていた。三の三倍の九と言う数はケルト人にとって神聖な数であった。 ・英雄の舞台というのは、より深い意味で中世世界のみでなく、われわれ一人一人が誕生から死へと旅するこの世そのものなのである。騎士たちの馬上槍試合、決闘、そして果敢な冒険は、つまりは生きることの苦闘と善戦の比喩だといえよう。 ・「喜びの城」は北国ノーサンバランドの海際の断崖に立つ、霧深きバンバラ城にその跡を見ることができる。2017/03/02
なつきネコ@たくさんの本に囲まれてご満悦な化け猫
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ケルトがうまく、キリスト教と融合できたのはアーサー王伝説があったからなんだなと、アーサー王は古代と中世を繋いだ伝説なんだなと、マーリンと聖杯探求がいい例。それは置いといてもまず、最初に思ったのが、ろくな人間いないよな。ランスロットはヤンデレストーカー、ギネヴィアも浮気してるくせに嫉妬魔、主人公無双キャラになって気持ち悪いギャラハット。まともなのは、精神年齢子供の恥ずかしがり屋のバーシヴァルとリア中のトリスタンとイゾルデぐらいだな。しかし、アーサー王の最後は鮮やかで感動的でモードレッドとの戦いは泣ける2013/07/26
akira_naruse
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金色のマビノギオンが面白くて、ベースになってる物語にも興味が湧いたんだけど、この本は物語そのものじゃなくて、どんなふうにアーサー王伝説が作られていったかの研究や考察の本だった…。 一部、物語が抜粋されて載ってたりもしたけど。 現物を確認しないで、検索して予約するとこんなコトもある、と。 次は、ちゃんと物語の本を借りよう…。2021/03/21