内容説明
センスをみがく、コツをおぼえよう。世界で語りつがれるなぞかけ昔話15篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
18
【図書館】世界の謎かけの昔話が15話。今の推理小説やマンガなんかにも出てきそうなトリックが面白いです。深く考えると眠れなくなりそう(笑)。ピーター・シスの絵は好きですが、アップになったシカとか、たまにゾワッとしました。2014/11/27
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
これ面白い!素話で語るのもいいかも?15のなぞなぞ的なおはなし。雪だるま(韓国の民話)・あとつぎはだれ?(リベリア民話)・コイン1枚で買えるもの(カシミールの民話)・ホタルはこわがりか?(フィリピンのヒサヤ族に伝わる民話)・ミルクにとびこんだカエル(ロシアの民話)・悪魔とのやくそく(ヨーロッパ各地に伝わる)・オンドリなべ(アメリカの民話)・見たことも聞いたこともないもの(イソップ)・お金をかえして(ベンガルのお話)・さいごのねがい(南アメリカのお話)・どろぼうのしるし(エチオピアの民話)→ 2019/08/29
Naomi
14
なかなか難しかったです。個人的には「コイン1枚で買えるもの」が良かったかな。「食べるもの、飲むもの、牛のエサ、庭に植えられるもの」をコイン1枚で買ってくるというお話。15話どれも、考えさせられました。ラストのお話は、「それもありかぁ」って、納得しました。2014/10/24
ツキノ
11
答えはぜんぜんわからない!なるほど~と思うものもあれば、そんなのわかるわけない、てなものもある。巻末にはちゃんと出展が書かれています。最後の「テセウスの船」は1世紀のプルタークの「英雄伝」にも記されているそうです…!2015/05/25
遠い日
7
世界のなぞかけ昔話2。15の謎かけ話で世界を巡る。人の心に巣くうどうしようもない愚かさを突く話あり、知恵で身を助ける話あり、捻りの利いた謎かけにうならされる。「雪だるま」のかわいいお話に思わず、にっこり。なぞなぞをどう解くか、ことばを慎重に見極めて、本当の意味を探る時間が楽しい。わからないものも多くありましたが。2014/08/05