ホークライン家の怪物

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ホークライン家の怪物

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  • 商品コード 9784794922281
  • Cコード C0097

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポルコ

16
ブローティガンの作品の中では「バビロンを夢見て」みたいなユーモラスなハードボイルド小説。主役の殺し屋二人がやけに優しく微笑ましい。怪物退治のお話しだが、怪物自体の実体があやふやでユニーク。とても短い章立てで、ショートショートを読んでいる趣き。2023/08/28

あなた

9
はじめてモンスター小説を書きながら、モンスターを一切書かないで文学に昇華することに成功した小説。基本的にブローティガンはジャンルをたどりながらも脱構築していくのが特徴。ジャンルを解体し構築しなおす。でもそのジャンルも結局は「ブローティガン」という唯一無二のものになってしまった、2009/07/16

またゆき

1
少女は女になったからこそ自分がなくなってしまったのだ――とかなんとか言おうと思ったけど、よくわかんない。たぶん違う。ふわふわとして、くねくねした道をぬったりと進んでいく小説。ひどい馬に乗りながら吸うこの小説の空気がたまらなく好きなのだ。2014/01/31

三柴ゆよし

1
「ゴシック・ウェスタン」とあるように、形式としては「西部劇」&「ホラー」。物語の筋ははっきりしているので、ブローティガン入門としてはもってこい、ということは『愛のゆくえ』のところでも書いたな、たしか。本国ではおおかた不評だったらしいが。けれど、ブローティガンの感想を書くのはむずかしい。かっこいいんだから、いいじゃん、という思考停止におちいりやすい。けどまあ、かっこいいんだから、いいじゃん。結局、僕はなにがいいたかったのか。別になにもいいたくなかったのかもしれない。2009/12/06

trash

0
ブローティガンって何読んでもあらすじの解釈とかせずにただ世界観と文章を楽しむだけになってしまうよね。。それでいろいろと楽しませてくれるのだからすごい。影と怪物の描写が特に面白い。2013/05/15

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