感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セロリ
35
読みにくかったけと、とても面白かった。「犯罪」とは何かと突き詰めて考えるところから始まり、ドミニカ共和国の独裁者、シカゴマフィア(主にアル・カポネ)、ナポリのマフィア、水死した若い女性ウィルマを巡る裁判、アメリカで唯一死刑になった脱走兵スロヴィクニ2等兵、ロシア革命の話と続き、最後に支配者と被支配者の関係を裏切りや機密のタブーで説明する。1966年に発行された古い本だが、中身は全然古くない。納得しながら読めました。読んでよかった。2023/08/19
岸野令子
2
とても判りやすくて、現代にも通じる。たとえば選挙用語について→〈政治の基礎をおいた犯罪行為は、こんにちもなお、政治のことばに反映している。もっとも無害な、文明化されきった選挙戦においてさえ、候補者は他の候補者を「叩く」(ほんらいの意味では、叩き殺す)。政府は「打倒」される(つまり打ち殺される)。大臣は「クビ」になる。〉12P2012/09/24
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