文学のおくりもの<br> ズボンをはいたロバ

文学のおくりもの
ズボンをはいたロバ

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794915436
  • NDC分類 953

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

53
南仏プロヴァンス地方を舞台に、孤独な少年を主人公とした幻想的な作品。コンスタンタンは、大人たちが意味深な物言いをするためかえって山上に住む謎の老人が気になり、憧れ、ついに彼のロバに導かれて山上に行く。山上の荒地に<地上の楽園>を造り上げた不思議な男。彼と接触する謎めいたジプシーの群れ。コンスタンタンが山上に魅かれたのは、自発的な思いか、操られてのことなのか。コンスタンタンが屋敷に残ることになったのは、彼の挫折なのか。屋敷で育てられていたみなしごの少女イヤサントが謎の老人とジプシーに連れ去られたのは⇒2022/06/05

sukham

2
①訳者・多田智満子さんに惹かれて、正解だった。②『ズボンをはいたロバ』🍀原題に忠実。さて、そのココロは?③普通の日本人読者が抱く所謂「主にパリを舞台にした(洒落た)フランス小説」とは一線を画する作品。←私見(仏文学にさして通暁せざる者としての)④原作者Enri Boscoの作品・文章 をガストン・バシュラールは『夢想の詩学』で頻々と引用、少なくとも相当注目した。⑤佳句?!「地上の〈楽園〉の、すばらしい、だがまだちっぽけなこの一画で、たとえ自衛のためにせよたった一度の殺しですら犯すことがありえようか?」2022/02/24

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