感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
May
5
初ダレル。代表作とされるアレキサンドリア四重奏の第1作と同じ年に出版されたらしい。なのにだ、これはスパイ小説や活劇小説としてはまったく面白くない。主人公があまりに無能だし、ストーリーも陳腐。なんでこの作品翻訳することにしたんだろうと思わざるを得ない。一方で、自然描写などを楽しむ作品としてはそれなりに楽しむことができるかもしれない。ウォールデンをじっくりと読んでみたいと思っている私には、少しだけだろうけど練習になったかもしれない(ウォールデンの訳、誰のがいいでしょう)。とは言え、時間を費やす必要はないだろう2021/02/26
sabosashi
0
旧ユーゴスラビア地域は第二次大戦の前から民族が複雑に入り混じった、紛争の多い地域とされてきたが、戦中をへてチト―による自立したコミュニズム体制の比較的安定していたとされる時期にもじつは多くのトラブルがからんでいたことが、この作品をひも解くと理解されるが、イギリス人工作員による潜入というスパイ・ストーリーはエンターテインメントとしても秀逸で、主人公の世界に引き込まれる。工作員といってもかつて旧ユーゴに住み、その自然をマス釣りを中心に愛し、一歩さがって人生を見る術にたけていたとみえる。じっさい、作者もこの作品2013/02/09
チルネコ
0
スパイ・冒険文学の類ではあるが、自然や釣りなどの描写が素晴らしく美しい。あとがきにあるとおりこれは<ユートピア文学>だと思えた。2009/01/22
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