内容説明
ねこは天才である。ねこがニャーとなけば、人間はオロオロする。ねこが歩けば、家じゅうがひっくりかえる。ねこを飼っているのはあなたなのか、はたまたあなたがねこに飼われているのか―。古代エジプトから今日まで、日夜くり返されてきたねこと人間との確執のドラマをユーモアいっぱいの文と愉快な絵でつづる。アメリカの動物漫画の天才ガーニイさんが贈る、決定版・ねこと暮らす法。
目次
1 ぬけめのないねこと人間の歴史
2 ねこと人間はこんなふうに暮している
3 さて、あなたはねこを飼うことになり…?
4 ねこの世話とおしゃれについて
5 ねこ好きVSねこ嫌い
6 ねこと仲間のペットたち
7 ねこの奇妙なクセ
8 とっても有名なぬけめのないねこたち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
50
【猫本を読もう読書会】バラエティー豊かな毛皮の下にこの世で一番自由な魂が息づく生きもの、ねこと暮らすための心得や、知っておくべき事、彼らの大いなる勝利の歴史etc.etc.…。ガーニイさんの生き生きとしたねこイラストが何とも魅力的で、『ねこは独裁者をきらう』『あなたが飼いねこをえらぶのじゃなく、向うが飼い主をえらぶのだ』ウィットに富んだ名言に唸らされる、ハッピーな一冊。2019/02/19
くさてる
8
70年代っぽい猫イラストがたっぷりで、ちょっとアナクロな感じもするけれど、そういうのがお好きなひとにはたまらない一冊かと。もちろん、ねこの習性に関しては時代は関係ないので、猫に振り回されている人間を皮肉に見つめたエッセイ部分は古さを気にせず楽しめます。2014/10/13