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内容説明
かけだし刑事メイズリーク登場!さっそく頭をかかえた難題とは―。いくら探しても見つからない青い菊の花はどこに?雪道から消えた不思議な足跡は?妻を疑う男にとどいた謎の手紙とは?人間の心のはかりしれないゆらめきを、愛情あふれる絶妙のユーモアで描きだした珠玉のミステリ24編。12歳からみんな。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐりとぐら
16
科学捜査以前の時代の、短編ミステリー集。「青い菊の花」「殺人未遂事件」「セルヴィン事件」などは、皮肉がきいてて特に好きだった。「郵便局の犯罪」は、手口や動機まで明かすもので、短編ながら読み応えあった。各話にちゃんと落ちがあり、その辺りも好み。訳者の解説に、"ロボット"という言葉を造語として戯曲に出したのはこのカレル·チャペックだとあり、いちばんびっくりした。2023/02/22
michel
11
★2.8。ミステリー、とういかユーモア小噺短編集。一つ一つが優しく諭してくれるよう。ポロっとこぼれた話たち。もうちょっとスパイスが欲しかった。2021/04/26
kiho
5
ミステリーのようでいて、何だか結末にニンマリしてしまうユーモア感が☆人間の心理を見事に引き出し、そこから巻き起こる誤解や思い込み、ついては人生まで変えてしまう展開が描かれる。ショートショートな感じで楽しめました♪2013/10/08
amanon
3
ミステリーというより、星新一の作品を思わせる皮肉とユーモアにとんだ短篇という印象が強い。解説にもあるとおり謎解きというより、作品内で生じた事件を通して浮かび上がる人間の本性や愚かさ、おかしみなどがこの作品集の醍醐味だと思う。他の人も述べていたが、「最後の審判」が一番印象的だった。ここに出てくる神など、まさに星新一の作品に登場しそうではないか?改めてチャペックが日本におけるSFの源流の一つではないか?と思わされた。それからチャペックの兄、ヨゼフによるイラストも何ともユーモラスで良い。2012/10/17
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
1
2003年2月18日
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