目次
序説―黒岩涙香から横溝正史まで
第1部 日本探偵小説事始(涙香以前―成島柳北、神田孝平、三遊亭円朝;黒岩涙香の活躍;探偵小説論―黒岩涙香、内田魯庵、島村抱月)
第2部 花ひらく明治ミステリー(森田思軒と春のや朧;涙香につづく人々―丸亭素人、快楽亭ブラック、南陽外史;探偵実話の流行;硯友社の「探偵小説退治」;創作探偵小説の展開―半井桃水、尾崎紅葉;多田省軒;押川春浪と武侠冒険小説)
第3部 翻訳小説篇(涙香以後の翻訳―徳富蘆花、柳圃散史、原抱一庵;乱歩の先駆者―菊池幽芳、暁風山人、羽化仙史;怪盗ルパンとソーンダイク博士;『新青年』創刊まで)
著者等紹介
伊藤秀雄[イトウヒデオ]
1925年川崎市生まれ。49年日本大学国文科卒業。55年頃より涙香の研究をはじめる。本書で第四〇回日本推理作家協会賞(評論部門)受賞。現在、日本推理作家協会会員、大衆文学研究会会員。日本大学講師。著書に『黒岩涙香―探偵小説の元祖』(三一書房、第三回大衆文学研究賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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