出版社内容情報
自己絶対化や自己完結化を原理的に拒否する「デモクラシーの本性」の徹底化と成熟化とは何か。現代社会における民主主義への否定的イメージに挑戦!
内容説明
現代世界におけるデモクラシーの境位を精確に把握しつつ、われわれ一般市民の自由の政治としてのデモクラシーの課題を理論と実践の両面において闡明。一九八九年の東欧諸国の「市民革命」(citizens’ revolution)を筆頭とする現代世界におけるさまざまな歴史的出来事や推移の意味を探究している。「シリーズ“政治思想の現在”」のオンデマンド出版による復刻版。
目次
序章 東欧「市民革命」の歴史的意味―原理としてのデモクラシー
1章 ラディカル・デモクラシー論の射程―シェルドン・S.ウォリン
2章 現代国家と正統性の危機―ジョン・ロールズとウォリン
3章 市民の自由の政治―大衆民主主義状況とデモクラシー
4章 共通善の政治にむけて―自由主義を超えて
5章 国境を超えるデモクラシー―民主主義、ナショナリズム、連邦主義
著者等紹介
千葉眞[チバシン]
1949年宮城県に生まれる。1972年早稲田大学政治経済学部卒業。1978年早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。1983年プリンストン神学大学Ph.D.(政治倫理学)。現在、国際基督教大学教養学部教授。専攻、政治思想史、政治理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Saiid al-Halawi
7
タイトルにもある"ラディカル"は「根源に立ち返る」といったほどの意味合いで、要するに現代社会最高の皮肉である民主主義の名の下に推し進められてきた民衆の脱政治化に対する当て付けになってる。終章ではプルードンの連邦主義構想が話題にあがってて、先ごろ流行ったダイバーシティだとかサブシディアリティだとかのキータームもカバーしつつその今日的意義を検討してる。まともな本。2013/01/20
遠山太郎
0
ウォリンはわかったけど、井上達夫さんを越えたとは思わない。時代評価が盛りあがってるけど、東欧やボランティアといった95年文脈で持続しなかった。素直にコノリー•ムフ読むかー2013/03/08




