出版社内容情報
教師が上から答えを与えるのでなく、生徒とともに問いを立てるクエスチョナーになることで学びは変わる!
米国発最新メソッド
「なぜ?」「もしも?」「どうすれば?」──子どもが世界と出合うとき、最初に発するのはいつも「問い」だ。研究によれば、子どもの問いは4歳頃にピークを迎え、その後は学齢に伴い着実に減っていくという。授業中に手を挙げるのは「答える」ためであって、「問う」ためではない。教師が問い、生徒が答える。その構図を当然のものとして、私たちは学び育ってきた。
本書は、その当然を問い直す一冊である。著者のウォーレン・バーガーは、前著『Q思考』でイノベーションと問いの関係を描いたジャーナリストである。本書ではエリス・フォスターとともに教育現場に焦点を絞り、「生徒が自ら問いを立てる文化」をどのように築くのかを丁寧に論じている。
鍵となるのは、教師自身が「より良いクエスチョナー(問いを立てる人)」になることだ。権威としての教師ではなく、生徒と一緒に問いを探求する伴走者としての教師。その転換が、探究学習の本質だとバーガーは言う。本書では、問いを阻む五つの壁(恐怖・無関心・無知・時間・文化)を丁寧に分析したうえで、それぞれへの対処法を提示する。問いを「スーパーパワー」として生徒に示す方法、安全に問いを出せる教室環境のデザイン、生徒の好奇心を刺激する実践的な活動など、明日の授業からすぐに使えるアイデアが満載である。
日本の教育現場でも「探究の授業」が当たり前になりつつあるが、「生徒に問いを立てさせる」局面で多くの教師が行き詰まっている。その根本には、問いを歓迎しない教室文化という問題がある。本書は、その文化そのものを変えるための、実践的かつ根拠のある手引きである。
読了後、あなたはきっと「自分はクエスチョナーだろうか?」とか「自分の学校や教室に、問いの文化を築けるだろうか?」と問いたくなるだろう。(ひらの・きみえ クエスチョンデザイナー/教育学修士)
【目次】
内容説明
「問い」の重要性に気づいたすべての指導者へ。AI時代にブレない生徒を育てる。問いが生まれる教室は、こうつくる。1マインドセット まず教師自身が「問う人」になる。2スキル 生徒自身が問いを立てられるようにする。3カルチャー 問いが歓迎される教室の空気をつくる。4システム 問いの文化を学校・学年全体へ広げる。次期学習指導要領も注目する「問いの設定の質」…世界の教育現場ではすでに実践されている。世界的ベストセラー『Q思考』著者 ウォーレン・バーガー待望の教室編。
目次
第1章 なぜ、問いを立てることは今まで以上に重要なのか
第2章 なぜ、生徒は質問をしなくなるのか
第3章 手本を示す
第4章 教室に問いの文化をつくる
第5章 生徒の問いを刺激し、活性化する
第6章 生徒が自分の問いを改善し、自分のものにするように手助けをする
第7章 学校、地域、そして世界における問いのリーダーになろう
著者等紹介
バーガー,ウォーレン[バーガー,ウォーレン] [Berger,Warren]
ジャーナリスト・著述家。『ファスト・カンパニー』『ハーバード・ビジネス・レビュー』『ワイアード』『ニューヨーク・タイムズ』など多数の媒体に寄稿。NASAやマイクロソフトなどグローバルな組織で「問い」に関する講演・ワークショップを実施している
フォスター,エリス[フォスター,エリス] [Foster,Elise]
リーダーシップ・コーチ。教育界および産業界のリーダーが組織の潜在力を引き出すことを支援することを専門とする。個人・チーム・組織の成長を促すコーチングの実践者として、教育現場とビジネス現場の双方で豊富な経験を持つ
平野貴美枝[ヒラノキミエ]
クエスチョンデザイナー/教育学修士。大阪の様々な私立学校で25年間ほど英語を教える。教壇に立ちながら「生徒が問いを出さない」課題に長年向き合ううちに、QFT(Question Formulation Technique)と出会う。ニューヨークの大学院留学で体感した対話と問いがベースの授業との落差が、活動の原点にある。その後、QFTを普及するNPO(ハテナソン共創ラボ)を設立し、ワークショップ・研修を通じて「問いの文化」を日本の教育現場に広める活動を続けてきた。ハテナソンカード開発者。学校で管理職を務めたのち、現在はビジネスの場で、教室の外でも問いの可能性を実践的に探り続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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リュシス




