書店人のはんせい―本はエンターテインメント

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書店人のはんせい―本はエンターテインメント

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  • サイズ B6判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794811011
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「半生」か、それとも「反省」か――40年余を書店人として過ごした生粋の“本好き”が綴る、本と読書の愉楽の真髄。 少年時代から本が好きだったこともあり、高校を卒業後、都内の書店に44年間勤めた。書店人としてのはんせい(半生)は、まさに“あっ”という間に過ぎた。店舗では、人文書をはじめとして専門書を担当したほか店長も務めたが、本の品揃えばかりに意識が向いてしまい、顧客である読者の顔が見えていなかった。外商部ではその反省を少し活かしたことで、長く勤められたようにも思っている。
 はんせい(反省)と言えば、もう一つある。長らく本に携わってきたにもかかわらず、本がどのようにしてつくられているのかということに関して、これまでまったく意識をしてこなかったのだ。今回、本書の執筆がきっかけとなって、印刷所や製本所の現場を見学できたことは最高の喜びとなった。なぜなら、本を読む姿勢が明らかに変わったからだ(詳しくは本書「エピローグ」で)。
 さて、本書の執筆を思い立ったのは、「本は知識を高めるもの」と考えている人たちに、「本はエンターテインメントだ!」と伝えたかったからである。本がもつ娯楽性を無視して、「本=勉強」と定義づけるほど悲しいことはない。裃【かみしも】を着けて「本を読むべきだ」と高みから言うのではなく、本を読む楽しさ、読書が与えてくれる幸福感、本によって体験できるそれまで知らなかった世界などを、私なりのライブ感をもって著した。
 スマホが生活の中心にある現代社会では、これまで以上に時間が早く経過し、氾濫する情報に操られているような気がすることも多い。そんななか、「本を読む時間」だけは昔と変わらない。時間を止めてくれるような感覚、これを私は大切にして過ごしてきた。本を読むことが目的ではなく、充実した時間を過ごすために本を読んできたようにも思える。「ページをめくると新たな扉が開く」――こんな比喩が楽しめるのも、読書にまつわる魅力かもしれない。(ひとみ・ひろし)

人見廣史[ヒトミヒロシ]
著・文・その他

内容説明

「半生」か、それとも「反省」か。三浦しをん氏に感謝!40年余を書店人として過ごした「本好き」が綴る読書の愉楽。

目次

第1章 本を友に
第2章 本の魅力
第3章 作家との出会い
第4章 本で読むスポーツの世界
第5章 本でちょっと昭和を
第6章 東京を歩く
第7章 古都を歩く―奈良・京都へ
エピローグ―本の製造現場を見学

著者等紹介

人見廣史[ヒトミヒロシ]
1953年、埼玉県浦和市に生まれる。1972年、埼玉県立浦和商業高等学校を卒業後、都内の書店に勤務。主に人文書などの専門書を担当し、数店の店長を経て1998年に外商部に異動し、2016年4月に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山田太郎

35
65歳の方みたいで若々しい人だなと。昔本屋さんに就職したかったけど止めて、マスコミ関係とか音楽関係に就職したかったけど、結局お金好きなので、銀行に就職したけど、すぐやめてパソコンしたり、金貸ししたりで紆余曲折あったけど、なんとか生きてきたからいいかと思ったけど、もう少し落ち着いた人生にしたかったなと。2019/01/09

toshi

12
本屋さんの店員が本の業界の裏話なんかを書いた本かと思いきや、全く違ってちょっと期待外れ。それらしいのはエピローグとして書かれている、印刷工場と製版工場の訪問記くらい。この本の底辺に有るのは読書の勧め。本の紹介をしつつ自分が書きたいことをひたすら書きましたという内容。各章では、そのテーマについて本とは全く無関係に自分の考えをただただ書いて、その流れの中でちょっとだけ適当な本を紹介し、最後に「だから本を読みましょう」みたいな流れ。文章はしっかりしていて読み易いけれど内容は素人丸出し。素人さんの自費出版本?2018/10/23

だまし売りNo

5
本書はエンターテイメントとしての読書を語る。難しい本を読めという話ではない。映画やビートルズ、プロレスの蘊蓄を語っており、文字通りエンターテイメントである。むしろ読書というよりも昭和の戦後文化を語っているように感じられた。 2018/10/14

tetsubun1000mg

4
「書店人のはんせい」のタイトルですが、「舟を編む」を読んで辞書を作り上げる、さまざまな職人たちの仕事を知らなかった事への反省がはいっています。  しかし、それ以外は作家の司馬遼太郎、椎名誠の著作と思いで、プロレス本、プロレスへの思い入れなど、本に関するいろいろな話=エンタテインメントが語られていました。 自分の好きな分野だったので、楽しく読めました。2018/11/28

古本虫がさまよう

2
長年本屋に勤務した著者による「反省」「半生」の本。本にまつわるエッセイが収録されている。印刷所を訪問したり、地方行脚したり…。 読書傾向は小説などが中心で、昭和史関連などの好みの著者も、僕とは異なる(?)。 一週間に一冊ちょっと本を読み、自宅本棚には2000冊の本があるとのこと。なかなかの読書家。ただ、「本は知識を高めるもの」と考えている人たちに、「本はエンターテインメントだ!」と伝えたかったとのこと。本がもつ娯楽性を無視して、「本=勉強」と定義づけるほど悲しいことはない--との姿勢はなるほど。2018/10/06

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