出版社内容情報
148のキーワードを手に、思考の冒険に出かけよう!
1万人以上の学生を魅了してきた社会学の超人気講義、待望の書籍化。
「近代」「国家」「法」などの始源語から、
「インフラ」「新自由主義」「ポストフォーディズム」など時事的タームまで、
現代社会の読解に必須の用語が満載!
著者自筆の年表やコメント付きブックリスト、
おトクな名著引用集など付録も充実。
入江公康[イリエキミヤス]
著・文・その他
内容説明
148のキーワードを手に思考の冒険にでかけよう。超人気講義ついに書籍化!巻末付録:関連年表・コメント付きブックリスト・名著引用集。
目次
ことば
ひと
出来事
シネマ
著者等紹介
入江公康[イリエキミヤス]
1967年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程後期単位取得退学。東洋大学、文教大学、立教大学などにて非常勤講師。専攻は社会学・社会思想史・労働運動史・労働者文化論・生命倫理など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
6
最近こういう装丁のインスタ映えを狙った本が出てきているので、硬派な部類の左翼系思想家の本がコンビニエンスにパッケージされることで、例えば就活に疲れた偏差値ギリ50台くらいの大学生がふと立ち寄った本屋で、小さいし薄いし絵もいっぱいあるしちょうどいいか、という感じでSPI対策本とかと一緒に買って電車の中で読んだ結果、リクルートスーツを脱ぎ捨てて「そうか、俺は資本家に搾取されとったんや。これからは革命やでぇ!」みたいなノリになる可能性もゼロではないだろう。それで「社会の外」に出たことになるかどうかは知らないが。2018/03/10
れどれ
4
この書名でよもや著者の個人的なメモ書きとは思わなんだ。と腐したくなるほど偏っている。なんであれ多少なりとも個人の思想、私見が表れてくるのは仕方ないが、せめて用語の第一義の部分だけでも慎重に、フェアーで無難な紹介にとどめておけばいいものを、前置きなく僻見と憎悪に満ち満ちた語り口で責めてくるものだから、こちらも憎悪を滾らせながら読んでしまった。著者の目の前でゆっくり破り割いてやりたくなる本は久しぶりだな。しかし批判精神を刺激してくれるのはありがたい。2022/01/12
Lieu
1
社会学のコーナーで売っているが、普通の社会学の専門用語辞典ではない。著者の思想がかなり前に出ている。私はノンポリなので、ファシズムと現代の関係など、本当にそこまでいえるかな、と時折思いつつ読んだ。だが「コミュニズム」と並んで「詩人」「統合失調症」などの事項も立てられ、ハイネの詩も出てきたり、体裁や文章もセンスがあるし、読み物として面白い。2019/12/08
hiratax
1
学習参考書っぽい体裁で、書かれていることはまったくの別世界。こういう異なるものとの出会いは重要では。2018/06/24
やまうち
0
☆122019/06/06