子どもの悲しみとトラウマ―津波被害後に行われたグループによる支援活動

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子どもの悲しみとトラウマ―津波被害後に行われたグループによる支援活動

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  • サイズ B6判/ページ数 212p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794809728
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0036

内容説明

悲しみ、悩み、不安などで覆われている心の窓が、ミーティングを重ねるたびに開かれてゆく!スウェーデンのNGO団体「BRIS」が行った支援活動の過程。

目次

第1部 悲しみ(トラウマグループ)(グループ・ミーティング;悲しみ;家族;周り(環境)
儀式
再会)
第2部 グループによる支援活動に参加したい理由(悲惨な体験をしたグループによる活動;グループによる支援活動のための準備;ティーンエージャー・グループでの指導方法;重要な最初のミーティング;テーマ活動におけるリーダーシップ;方法;保護者同席で終了(一緒に終了する))
第3部 悲しみつは一つの車輪(反応;年齢別の反応;トラウマ;ケアのプロセス(対応))
第4部 附録

著者等紹介

谷沢英夫[タニサワヒデオ]
1943年生まれ。1973年、ストックホルム大学社会科学部卒業。1974~2008年、遊園地、保育園・幼稚園の園庭に設置される遊具設備に関するコンサルンタント業に従事。2011年、早稲田大学大学院人間科学研究科博士前期課程修了。現在、早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員

平田修三[ヒラタシュウゾウ]
1984年生まれ。早稲田大学人間科学研究科博士課程在学中。専門は発達心理学、児童福祉。2011年の東日本大震災以降、所属する研究室の指導教員や院生たちと一緒に、関東への避難者の調査・支援活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

東日本大震災からはや3年がすぎ、さまざまな難題が浮上してきている。その一つが、震災で家族や友人を亡くした被災児童の心のケアである。現状では、彼らの深い心の傷へのケアが十分になされておらず、その結果、不登校、集中力低下、ストレスによる不眠などの深刻な症状が起きており、対応が求められている。
 本書は、スウェーデンで行われた被災児童のグループ支援の実例を紹介したものである。2005年のスマトラ島沖大地震の際、クリスマス休暇でタイのプーケット海岸を訪れていた543名のスウェーデン人が津波で亡くなった。政府は即刻、この津波で親や家族を失った子どもたちの心のケアを、児童人権擁護団体BRISに委ねた。
 BRISは悲しみに沈む子どもたちに呼びかけ、同年齢の5~7名ごとにグループをつくった。この小人数のグループごとに行われるミーティングの場で、子どもたちは互いに自分の思いを打ち明け合い、自らが抱える問題や悩みに正面から向き合い、最終的には辛く悲しい体験との「和解」に到達していく。
 「和解」とは、辛さや悲しみの連鎖を断ち切りつつ、それを忘れるのではなく、自らの体験としてしっかりと受けとめることである。それが、悲しみを乗り越えて前に進むための精神的な土台ともなる。悲しみに打ち勝ったり、無理に忘れたりする必要はない。悲しみを悲しみとしてまっすぐにとらえ、心の中に大切にしまっておく、という考え方である。
 本書は、このグループ支援の活動記録と、ケアの理論・方法論から構成されている。とりわけ活動記録は多くの示唆に富む。登場する子どもたちは一五~一七歳と、まさしく思春期にある。さまざまな場面で、子どもとして行動すべきか、大人としてふるまうべきかに迷い、悩みを相談する相手もなかなかいない。しかし、グループ・ミーティングの回を重ねるごとに、悲しみ、悩み、不安などに覆われた心の窓が徐々に開いてゆく。辛い体験と向き合い、やがて悲しみと「和解」していく過程は感動的だ。
 被災のトラウマの問題を深く見つめた実践的な書として、日本の被災児童の心のケアに携わっておられる方々をはじめ、一人でも多くの方に読んでいただければと願っている。(たにさわ・ひでお 早稲田大学人間総合研究センター招聘研究員)

【著者紹介】
BRIS(Barnens R?tt i Samh?llet 社会の児童権利の会) 1971年に設立されたスウェーデンの児童人権擁護NGO。子どもの悩みについて相談窓口を含む児童人権擁護活動を行っている。主幹はソフィア・グルンキビスト。