沖縄地域産業の未来

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沖縄地域産業の未来

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  • サイズ A5判/ページ数 427p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794809117
  • NDC分類 602.199
  • Cコード C3060

出版社内容情報

豊かな自然資源、東アジアの中心的な位置。本土復帰40年を迎え新たな方向へ向かう沖縄の「現場」から、地域産業の未来を展望。
1972年5月の沖縄の「本土復帰」から数え、2012年は満40年を迎える。復帰当時から、沖縄経済についてはその特質として「基地依存型輸入経済」「第三次産業の異常な肥大化」、および貿易収支のアンバランスを基地収入で補填する「特異な対外収支構造」が指摘されてきた。そして復帰後、ハード面のインフラは大幅に改善されたものの、経済の基本構造は大きく変わってはいない。戦後、経済発展を実現した日本は、71年のニクソンショック、85年のプラザ合意以降、急速な円高の中にある。この間、90年代の初めにバブル経済の崩壊を経験し、日本産業全体が大きな構造転換期に入っている。そのような時代、むしろ、沖縄は新たな可能性を見出しつつあるのではないかと思う。豊かな自然資源の存在、東アジアの中心的な位置にあることから醸成された人びとの意識が、この時代に新たな意味を帯び始めている。そして、改めて沖縄をのぞいてみると、人口減少社会に入っているはずの日本の中で、ほとんど唯一人口を増大させ、一人あたりの県民所得を徐々に上昇させていたのであった。沖縄の地域産業は明らかに「新たな時」を迎えつつある。戦後60年続いた大量生産・大量消費・大量輸出・大量廃棄に基づく発展モデルは終焉し、私たちは新たな仕組みを作り上げていくべき時代の中にいる。そのような状況のもと、私たちは、地道に挑戦を積み重ねている沖縄の地域産業の現場から、来るべき「未来」を予感していくことになろう。本書ではこうした点に注目し、本土復帰40年を迎え新たな方向に向かう沖縄の地域産業化の取り組みと可能性を、「現場」から論じていくことにする。(編者 関 満博)

内容説明

少子高齢・成熟社会の中で唯一、人口と1人当たり所得が増加基調にある沖縄県。豊かな自然環境・地域資源と「ちむぐくる(肝心:心低からの真心とそれを表す行動)」をもとに、特殊化した産業構造を乗り越え、自立に向かう沖縄の「現場」に深く分け入る。

目次

沖縄の地域産業
第1部 沖縄地域産業の構図(沖縄地域産業の基本構造;モノづくり中小企業の展開;地域資源をベースにする新たな産業化;女性起業家の取り組み;条件不利を乗り越える地域の取り組み)
第2部 離島の地域産業の取り組み(宮古島の地域産業発展;石垣島の地域産業発展;伊江島の地域産業発展)
第3部 地域産業の新たな取り組み(情報通信関連産業・金融業と地域振興;環境変化に合わせ柔軟に変化する商店街―那覇市中心商店街の生成と発展;産学官連携と地域産業振興;琉球の風を「売る」―観光産業と感性文化産業で「未来」を築く)
未来に向かう沖縄の地域産業

著者等紹介

関満博[セキミツヒロ]
1948年富山県生まれ。1976年成城大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。東京都商工指導所を経て1989年東京情報大学専任講師。1995年専修大学商学部助教授。1998年一橋大学商学部教授。2000年一橋大学大学院商学研究科教授。現在、明星大学経済学部教授、一橋大学名誉教授。博士(経済学)。1984年第9回中小企業研究奨励賞特賞。1994年第34回エコノミスト賞。1997年第19回サントリー学芸賞。1998年第14回大平正芳記念賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。