解体新書「捕鯨論争」

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解体新書「捕鯨論争」

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  • サイズ B6判/ページ数 321p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794808707
  • NDC分類 664.9
  • Cコード C0036

内容説明

「賛成」「反対」はもうやめよう!捕鯨問題の本質から解決策までを独立の視点で探求した初めての論考。

目次

第1章 捕鯨問題の「見取り図」
第2章 捕鯨問題の国際政治史
第3章 「調査捕鯨」は本当に科学か?
第4章 マスメディア報道が伝える「捕鯨物語」
第5章 グリーンピースの実相―その経験論的評価と批判
第6章 日本の捕鯨外交を検証する

著者等紹介

石井敦[イシイアツシ]
東北大学東北アジア研究センター准教授。筑波大学大学院経営・政策科学研究科修士課程修了(経済学修士)、同大大学院社会工学研究科中途退学。国立環境研究所アシスタントフェローを経て、2004年10月より現職。専門は国際関係論・科学技術社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

「捕鯨推進VS反捕鯨」の対立図式では論争の真実には迫れない。中立的・批判的検証を通して編まれた“捕鯨問題の総合知”!
「真実が靴を履く間に、嘘は地球を半周する」これはマーク・トウェインによる箴言である。そして、捕鯨問題ほど、この箴言が当てはまるものはない。捕鯨問題に関する報道や書籍、インターネット上の情報はほとんどすべてと言っていいほど、「捕鯨推進VS反捕鯨」という対立図式で描かれている。そのどちらの立場にも与せずに真実を知ろうとすると、大きな壁が立ちはだかる。だからこそ、批判作業を通してタテマエを崩し、ホンネを探ることによってのみ、捕鯨論争の真実に迫ることができるのである。それを実践したのが本書である。本書は反捕鯨・捕鯨推進、そのどちらにも与しない中立的な立場をとり、日本の捕鯨問題にかかわっている主要な組織すべてを検証した。検証の内容も、鯨類科学から、反捕鯨運動、新聞報道、国際政治、日本の捕鯨外交に至るまで多岐にわたっており、捕鯨問題の総合知をめざした検証を展開していることが本書の特徴となっている。タテマエをあばき、ホンネに迫るという意味では、本書のスタンスは市民オンブズマンの活動と共通点が非常に多い。両者ともに批判的検証を通じてタテマエを崩し、ホンネ=実態に即して事象を腑分けする作業を行っていると言える。こうした検証型の研究を「オンブズマン型研究」と名づけたいと思う。本書では、反捕鯨国を含めた諸外国に対する批判は行っていない。そうした批判のためには大規模な国際的調査研究チームを組織しなければならず、紙幅にも限りがあるからである。しかし、結果として反捕鯨国を批判していないという事実によって、本書が「反捕鯨本」というレッテルを貼られる可能性は否定できない。それでも私は、この本を手にとって下さったみなさんが、本書を貫いている検証の姿勢を理解し、安易なレッテル貼りをすることなく、個々に問題を判断していただけるものと確信している。(編著者 石井 敦)

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