偽窓

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794808257
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0097

出版社内容情報

☆現代フィンランド文学の至宝、最新作!

「あなたの虚実の問いに哲学者が手頃な価格でお答えします」ネットの掲示板に主人公の「私」はこう書いた。「私」はアイソレーションタンクでカウンセリングを行っている哲学者だ。外界からの感覚刺激を遮蔽した容器の中で、塩水に浮かびながら、一日のほとんどを過ごしている。このタンク生活は、高血圧の「私」を案じた医者が勧めたのがきっかけだった。耐えがたい睡眠発作も理由の一つかもしれない。ナルコレプシーという居眠り病のせいで、美術館の監視員のバイトはクビになり、大学は落第し、残像の実在についての論文も未完成のままに終わった。普段感じている重力から解放され、現実を断ち、睡眠と覚醒に揺れながら「私」は考える。最後に残るのは思考であり、イメージこそが現実であり、本当に在り続けるものは無なのだと。タンク内には窓がある。ただし本物の窓ではない。奇術師に描いてもらった絵だ。ルネサンスの画家マンテーニャの騙し窓のような円形天窓は、「私」の知覚すべてを疑わせ、思惟する自分を強く意識させる。そんな「私」のカウンセリングにやって来るクライアントは、筋トレに励む暗所恐怖症、他の人には見えない“余計なもの”が見えてしまうという夫人、人類全体を一つの多細胞組織だという覗き見趣味の親友、「私」の世界観に共振する秘密結社「ディバイダ」の連続殺人犯、「私」の遺伝子地図を売りつけるセールスマン、不死を求めてスマートドラッグに溺れる少年と、実にさまざまだ。彼らの現実も、「私」の夢も、主観的ではあるけれど、偽りではない。では、それらは何によってリアルとなり、何によって実在化するのか。そして、それらは定義できるのか。レーナ・クルーンがその認識の限界を問う。(訳者 末延 弘子)

内容説明

「あなたの虚実の問いに、哲学者が手頃な価格でお答えします」現代フィンランド文学の至宝が贈る哲学的小説。

著者等紹介

クルーン,レーナ[クルーン,レーナ][Krohn,Leena]
現代フィンランド文学を代表する作家、哲学者、芸術家教授。文化人家系に生まれ、大学では哲学、心理学、文学、美術史を学ぶ。絵本、児童書、小説、エッセーと幅広く執筆活動し、フィンランディア賞やトペリウス賞をはじめ、フィンランドの芸術家に贈られる最高位勲章プロフィンランディアメダル(ただし、同年にスハルト政権下時代の森林大臣にフィンランド獅子勲章コマンダー章が授与されたことに抗議し、画家マルヤッタ・ハンヒヨキとともにメダルを返還)など数々の賞を受賞

末延弘子[スエノブヒロコ]
東海大学北欧文学科卒、トゥルク大学を経て、フィンランド政府奨学金留学生としてタンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。横浜市在住。フィンランド文学情報センター(FILI)勤務。フィンランド文学情報サイトを五十嵐淳氏と主宰。フィンランド文学協会、カレヴァラ協会会員。フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞。レーナ・クルーンをはじめとしたフィンランド現代文学の訳書を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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em

12
アイソレーションタンクに浮遊する哲学者を訪れる相談者たち。近未来版・樽のディオゲネス?ジャイナ教からスマートドラッグまで、様々な話題を持ってくる人々に触発されて考えるも、ナルコレプシーのせいでカウンセリング中に眠り込む哲学者の私。人類が減少していく中、娘のアーヴァは全ての活動を量子脳シミュレータに記録する。未来の可能性のために。なんとなく認識している学者や理論が次々に語られ、つながっては去っていく。短めですが、色々詰まっています。2017/06/22

ワッピー

10
眠れる哲学者のカウンセリングって・・・最初のうちはフィンランド版ツチヤ教授を思わせるけど、次第にタンクの世界に不安・脅威がやってきて、ついに世界の終わりと再生?に至る不思議な小説。2010/07/05

AR読書記録

2
とりあえず、現代フィンランド文学ということだけで、事前知識無のまま読んでみたんですけども。フィクションかノンフィクションかも知らないレベルから読み始めたら、途中どんどん認識の軌道修正を余儀なくされて、うん、最終的にはいろいろ面白いテーマ、イメージがいっぱい含まれていたと思うんだけど、も一度最初から読まねば...という気分になった。っていうか、邦訳1冊目から読んで、こういう作家さんなんだな、ってわかっていきたいな、という感じ。いまんとこの感想はそんな。2018/05/10

ヴィオラ

1
「SFが読みたい」で気になった本、二冊目。…うーん…良く分からん(^_^;)「感覚遮断タンクの中に浮かぶ哲学者のもとを、奇怪な相談者たちが訪れる」って、かなりそそられたんだけどなぁ…。今、此処とは微妙に異なる世界の姿は、なかなか楽しいけど…。2011/02/16

ゆきぼっくり

0
おもしろくないのに、おもしろい不思議な本だった。うーむ2017/12/01

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