ユイスマンスとオカルティズム

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ユイスマンスとオカルティズム

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  • サイズ A5判/ページ数 614p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794808110
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

内容説明

デカダンス・悪魔主義の巨匠ユイスマンスをして一九世紀を覆うオカルティズムの闇から脱出せしめた欲望のダイナミズムとは。異端マリア崇拝を奉じるリヨンの脱落神父ブーランを継ぎ手として、エピステーメーの断裂を突き抜け、フロイト、バタイユ、ラカン、クリステヴァにつながる否定性の歴史を解明した渾身の大作。新自由主義のカタストロフィーを超えて、今こそ、新たな覚悟と信念を持って耽美主義を語る時は訪れた。

目次

発端
第1部(オカルトの世紀と聖母マリア;ユイスマンスという作家;二つのテーマ系―「閉鎖された空間」と「女性と食物」;『彼方』―昇華の不全)
第2部(ブーラン元神父―マリア派異端の系譜;歴史の中の「流体」―「動物磁気」と「欲動」をつなぐもの;聖霊と異端のマリア)
第3部(オカルトから神秘へ;抑圧されたものの回帰―おぞましき美へ)
『三人のプリミティフ派画家』、そしてアンドレ・ブルトン

著者等紹介

大野英士[オオノヒデシ]
1956年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。代々木ゼミナール職員・同校大学受験科講師を経て復学。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻博士後期課程満期退学。1993年から2000年までパリ第7大学大学院でジュリア・クリステヴァに師事。2000年『おぞましき美―J=K.ユイスマンス作品における否定性の機能』により、文学博士号(ドクトール・エス・レトル)取得。フランス文学者。現在、早稲田大学、昭和女子大学、駒澤大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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夜間飛行

127
ユイスマンス作品に通底する閉鎖空間、女性的なものの浸潤と女性嫌悪、宗教性や神秘性について考察した本。精神分析的なアプローチ…中でも著者が師事したクリステヴァ理論の援用が参考になった。ユイスマンス作品は境界例の構造分析によってかなり正確に読み取れるようなのだ。その皮膚や汚穢や食物への拘りは、母との結びつきを身体から排出し呼び戻す境界例特有のものだという。それはまた普仏戦争後にフランス知識階級が抱いた(神亡き後の)オカルティズムからの脱出(=カトリシズム回帰)願望という社会・文化現象とも結びついているらしい。2020/05/09

ラウリスタ~

3
圧倒的な量で畳み掛ける研究書。ユイスマンスを接点に世紀末の宗教、思想の迷走ぶりを明らかにする。20世紀を先取りしたユイスマンスのどこが革新的で、なにが時流的か、も分かる。小説っていう枠組みを壊し、そのなかで、自分の人生を先取りさせる。2012/02/03

ポルポ・ウィズ・バナナ

3
ユイスマンスの作品をペダンティックに解説することにより、いま現在我々の知ってるオカルト的なモンが19世紀末には相当数存在してたことが解る!19世紀末をジャンクションにしてるカンジ。あとホメオパシーの思想のルーツとか見えてきたり、落胤をかつぐこととカルトの関係は色んな国でもあったんだなとか、色々興味深い事実山盛り。オカルトと女性信仰の親和性とかね。あと19世紀末におけるアメリカのイメージが面白い。そう言われたらアメリカって確かに悪魔主義的。2010/11/03

ピエロ

2
『さかしま』を読み驚嘆し、『彼方』を読み茫然とし、『大伽藍』を投げ出し、ウエルベックの『服従』を読んで、ここに至った。眼から鱗がボロボロ落ち、特に第一章はマリアの無原罪を巡ってのカソリックと異端派の反応の部分が興味深い。同時に漠然と、マリアは処女懐妊だ!なんてバカなことを、と昔から思ってたけど教会が認めたのも19世紀中頃の叙述にはびっくらこいた。後の章も読んでいくとウエルベックが『服従』にユイスマンスを持ってきた理由の補強にもなる。うーん、面白い!いまなら、『大伽藍』も行ける気がする! そして、2015/12/21

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