シリーズ近江文庫<br> 琵琶湖をめぐるスニーカー―お気楽ウォーカーのひとりごと

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シリーズ近江文庫
琵琶湖をめぐるスニーカー―お気楽ウォーカーのひとりごと

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794807977
  • NDC分類 291.61
  • Cコード C0026

出版社内容情報

九月のある朝、洗濯物を干す手をとめてふと見あげた空に、秋の気配が潜んでいた。昨日までの暑さが嘘のようなさわやかさの中に、移り行く季節の手触りがあった。風が「外に出てみませんか」と髪をなぶって吹き抜ける。
 そうだ、いま人気の琵琶湖一周をしてみよう!
思いつきのままに、ちいさなおにぎりをふたつとお茶と果物を持って外にでた。とりあえずは北に行こう。旅人はなぜか北を目指すものだから。
 琵琶湖の岸辺に住んで12年。朝夕眺めても見飽きることがない美しい琵琶湖の周囲は、一周約220キロ。気ままに歩き継げば歩けない距離ではない。わたしの極楽ウォーキングはこうしてスタートした。
 夜明けの琵琶湖の美しさ。雪の比良の美しさ。花咲く野辺の美しさ。滋賀の魅力は自然ばかりではない。この土地には、万葉の昔から織りなされてきた喜怒哀楽の人間模様の長い歴史がある。往時は「近江を制すものは都を制すと」いわれたほどで、中世の古戦場跡や僧院など、家を一歩出ればたちまち史跡にぶつかる。教科書の中でしか知らない名前や、自分とは無縁だと思っていた遠い人々の残像が、親しい人のそれのように浮かびあがる。それらの人の足跡を訪ねていけば、また新しい滋賀が顔をみせる。野の花ひとつにも心を留めて丁寧に湖岸を歩くと、次から次へと新しい発見がある。迷子も遠回りも恐れずに、心のままに琵琶湖を楽しんだ。
 琵琶湖岸を歩きながら、いつもわたしは、ああ、この美しさ、楽しさを、あの人に伝えたい、この人に伝えたいと、知人の顔を思い浮かべていた。(やまだ・のこ)

内容説明

第1回たねや近江文庫ふるさと賞最優秀賞受賞作品。総距離220km!湖の国「近江」を満喫するウォーキングエッセイ。

目次

堅田
小野
志賀
比良
北小松
近江高島
安曇川
近江今津
海津大崎
菅浦〔ほか〕

著者等紹介

山田のこ[ヤマダノコ]
1946年、群馬県生まれ。1997年より大津市在住。著書『琵琶湖をめぐるスニーカー―お気楽ウォーカーのひとりごと』で、第1回たねや近江文庫ふるさと賞最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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