オウルの奇跡―フィンランドのITクラスター地域の立役者達

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オウルの奇跡―フィンランドのITクラスター地域の立役者達

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  • サイズ A5判/ページ数 218p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784794807588
  • NDC分類 601.389
  • Cコード C0036

内容説明

フィンランドのハイテク都市建設はいかにして成されたか。この地域には、産業クラスターの本質が見事に現れている。

目次

絶好のタイミングに絶好の場所で―立身出世ヴェイッコ・レソネン
オウルの奇跡を辿って―北国の白いタールの町
衛星時代の通信―電気工学科の“父”ユハニ・オクスマン
マッティ・オタラであるという勇気―エレクトロニクスの巡回説教者
もう一つのオアシスを見つけた荒野のエレクトロニクス―大学に比肩するエンジンVTT
男の名前はラウリ・クオッカネン―ノキア、オウルへ上陸する
すべては大学から始まった―ポラール・エレクトロ社と心拍計のサクセスストーリー
北国のシリコンバレーについて―オウルの意志決定者達の目を覚ましたアンッティ・ピーッポ
オウルにゴルバチョフが訪れた時―経済不況に芽生える成長の種
オウルの奇跡の黄金期―銀行家を驚倒させたエレクトロニクスと情報通信分野
生きのいいカレリア商人
なぜ、オウルは成功したのか

著者等紹介

クルユ,ミカ[クルユ,ミカ][Kulju,Mika]
1969年アラトルニオ(オウル北方125km)生まれ。オウル大学でフィンランド史および北欧史を学ぶ。1995年より編集者となり、1997~1999年まで「オウル大学新聞」の編集長を務める。その後、ライター、編集者、出版プロデューサー、テレビ・ラジオのエディターとして幅広く活躍。1997年以降、歴史、スポーツ、ビジネスなどのノンフィクション分野で様々な作品を著す。なかでも、1939~1940年のフィンランド・ソ連の冬戦争におけるRaate Roadの戦いを描いたベストセラー歴史書の著者として有名。著作のいくつかは、英語、スウェーデン語、エストニア語、ロシア語に翻訳されている。『オウルの奇跡』は、2002年にAjatus Kirjat社から出版され、ノンフィクション作家としての出世作となった

末延弘子[スエノブヒロコ]
東海大学北欧文学科卒、タンペレ大学フィンランド文学専攻修士課程修了。フィンランド文学情報センター勤務。フィンランド文学情報サイトを五十嵐淳氏と主宰。フィンランド文学協会、カレヴァラ協会会員。2007年度フィンランド政府外国人翻訳家賞受賞。横浜市在住

ビータネン,ユッカ[ビータネン,ユッカ][Viitanen,Jukka]
フィンランド大使館・フィンランド技術庁技術参事官。1966年フィンランド・オウル生まれ。1990年トゥルク経済経営大学卒、1998年経済学博士号取得(トゥルク経済経営大学)。東京大学社会情報研究所研究員、フィンランドセンター(東京)所長、Asia‐Pacific Insight Corp社のCEO(創設者)などを経て、2004年より現職。専門分野:ICT・バイオ・健康福祉産業等における技術の商業化および国際ビジネス開発、ナショナルイノベーションシステム、地域イノベーションシステムなど

笹野尚[ササノタカシ]
日本政策投資銀行・設備投資研究所主任研究員(経済経営研究グループ)。1960年三重県生まれ。1983年一橋大学卒、日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行。1995年米プリンストン大学ウッドローウィルソン大学院ミッドキャリアフェロープログラム修了。同行地方開発部、調査部、東北支店などを経て、2004年より現職。専門分野:産業クラスター、地域産業戦略(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

北欧フィンランドの中でもさらに北部に位置するオウル。この街でこの四、五〇年間に起こったことは、地域振興にかかわるすべての人にとって示唆に満ちている。オウルの場合、テーマはハイテク産業の振興でありシティ・オブ・テクノロジーの建設であったが、その目的とするところは、地域の誇りと生き残りを賭けた雇用創造、付加価値の創造であり、それは地域産業振興に取り組むすべての地域にとっても同様であろう。
 本書には、オウルITクラスターの形成を成し遂げたキーパーソン達の活動ぶりが綴られている。その活動内容もさることながら、「なぜそうしたのか」つまりキーパーソン達の志や考え方にあたるところが最も読み応えのある部分ではないだろうか。監修者の一人である私は、オウルの産業クラスターを研究する過程で本書を知ることとなった。読み進むうち、この本が内容の正確さなどの点において第一級の文献であることは言うまでもないが、それとともに登場人物であるキーパーソン達のストーリーに心打たれ、味わいながら何度も読むことになってしまった。また、本書の翻訳を手がけたのが、フィンランド文学研究者で本年八月にフィンランド政府外国人翻訳家賞も受賞された第一級の翻訳家である末延弘子さんであるということは、我々読者がオウルのキーパーソン達の考え方をまるごと理解でき、それゆえに本書から大きな感動を受けることができる重要な要素である。
 合理的であるとともに「根性」を意味する「シス」を大切にするオウルの人達のストーリーは、我々日本人にも強く共感できる部分が多い。条件不利地域における産業振興は、地域固有の資源を活かす活動であるとともに、何らかの意味で中心性の獲得を巡る闘いでもある。地域振興に関わるすべての人々に一読をおすすめする次第である。(ささの・たかし 日本政策投資銀行設備投資研究所主任研究員)