千年の幸福

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  • サイズ A5判/ページ数 652p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794807113
  • NDC分類 191.6
  • Cコード C0022

内容説明

正義の王国は実現できたか?幸福の追求が生んできたものは?中世の千年王国論から近代のユートピア、進歩思想まで、キリスト教文明が内包する異端の流れは、途切れることなく今日まで脈々と生き続けてきた。キリスト教文明の懐に生き続ける、集団的心性としての正義の夢。

目次

第1部 キリスト教圏の千年王国論の構成要素
第2部 暴力的千年王国論
第3部 千年王国論の新たな次元
第4部 千年王国論の世俗化
第5部 地平線の幸福―未来主義のテキストのアンソロジー(十八世紀末‐二十世紀)
結び 方向転換

著者等紹介

ドリュモー,ジャン[ドリュモー,ジャン][Delumeau,Jean]
アナール派第三世代に属するフランスの歴史家。心性史研究の第一人者。1923年6月18日ナント生まれ。パリ高等師範学校卒業。パリ第一大学教授を経てコレージュ・ド・フランス教授(1975~94年)。中世後期から近代にかけての西欧宗教思想史、とくに宗教心性史を研究領域としている。カトリシズムを思索の基盤として、現在に至るまで旺盛な執筆活動を展開

小野潮[オノウシオ]
1955年宮城県生まれ。東北大学大学院博士課程後期単位取得修了。現在中央大学文学部教授。19世紀フランス文学専攻

杉崎泰一郎[スギザキタイイチロウ]
1959年東京都生まれ。上智大学大学院博士後期課程単位取得修了。現在中央大学文学部教授。西欧中世史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

人間はどこかに幸福の在りかを求めずにはいられない。個人が幸福を求めるのみならず、集団も幸福を求める。〈楽園の歴史〉三部作でドリュモーは人間のこうした願望の西欧史における形態、役割を追及する。第Ⅰ巻『地上の楽園』で、「悦楽の園=エデンの園」のヴィジョンの歴史を検討した歴史家が本書『千年の幸福』で取り上げるのは、キリスト教世界で、人類の選良にとっての幸福への待望が取った形態のひとつ千年王国論である。神による最後の審判以前に、キリストが正しき人々とともに千年の間地上で正義の王国を実現するという思想である。「エデンの園」が遠い過去に幸福を見たのに対して、千年王国論は未来に人間の輝かしい幸福を見る。幸福を求める切なる願望は、幸福の時である千年王国到来の時期を間近のものとして期待させる傾向を持った。さらには千年王国の到来を待ちかねて、その時を人間の力で早めようとする革命家たちの出現の契機ともなった。
 カトリック、プロテスタント双方において異端とされつつも、千年王国論は歴史の伏流として大きな影響力を振るい続け、時代の動くときにはその影響が突出した形で現れた。歴史家は千年王国論をその起源である旧約、新約聖書から説き起こし、教父と呼ばれるキリスト教初期の思想家や中世の聖職者・修道士の著作における展開を検討し、その歴史の表舞台への発現をドイツ農民戦争、アメリカ発見、カトリック宣教師による南米での布教活動、清教徒革命、ピルグリムファーザーズの北米での活動などに見出してゆく。さらには宗教感情が強固であった時代を越え、現代に至るまでその影響が続くさまを、かつての千年王国論と十八世紀のユートピア思想、十九世紀の進歩思想、社会主義の連続性を示すことによって描き出そうとしている。
 膨大な一次資料の探索と該博な知識、そしてキリスト教の二千年を俯瞰する壮大なヴィジョンで描き出された本書によって読者は数多くの驚きに出会うだろう。(おの・うしお フランス文学)