現代中小企業の存立構造と動態

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  • サイズ A5判/ページ数 597p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784794806901
  • NDC分類 335.35
  • Cコード C3033

内容説明

日本中小企業の変遷と現状を精査し、新たな時代に向けた政策課題を提起。戦後60年を経て「グローバル構造矛盾」へと止揚した“中小企業問題”を、“本質論・構造論”、“現状分析”、“政策論・経営論”の3つの視角から多角的・総合的に解析する意欲作。

目次

第1部 日本資本主義と中小企業(日本の独占資本と中小企業問題の展開―戦前と戦後60年;現代資本主義と中小企業の存立理論―A.マーシャルとK.マルクスの検討を通して)
第2部 中小企業近代化の政策展開(中小企業の「近代化」の展開と政策;経済の国際化と中小企業構造改善政策の展開 ほか)
第3部 中小企業の存立形態と構造転換(都市型中小企業の存立形態―東京の中小企業を中心に;分解する都市自営業者と日本経済の国際化 ほか)
第4部 グローバリゼーションと中小企業の新展開(グローバル化時代における中小企業の構造問題と新展開―21世紀への展望;持株会社解禁と中小企業の新たな再編成 ほか)
第5部 中小企業政策の方向と国際比較(中小企業政策の大転換と21世紀の方向性―中小企業基本法をめぐって;中小企業政策の国際比較―分析方法と比較基準をめぐって)

著者等紹介

福島久一[フクシマヒサカズ]
1941年、三重県に生まれる。日本大学大学院経済学研究科修士課程修了。現職:日本大学経済学部・大学院経済学研究科教授。大学の講義担当科目は「中小企業論」「経済政策論」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

戦後の日本中小企業の存立構造とその変化、動態を解明し、進むべき方向性と課題を提起。
経済学は大きく分類すると、近代経済学とマルクス経済学の2つの潮流があり、経済学の一特殊研究としての中小企業研究にもこのことはあてはまる。しかし、どのような立場、視点に立つにせよ、一国の国民経済を解明する場合、中小企業の国民経済に占める比重の大きさや役割を考慮すると、中小企業を考察の対象から外しては経済の全面的分析にはなりえない。独占・大企業が支配する20世紀は、中小企業の一部にも活発な成長が見られたが、圧倒的多数の中小企業は「国民経済構造矛盾」として存立・存続した。しかし、1990年代に入ると世界経済は大転換し、21世紀における中小企業を「グローバル構造矛盾」へと止揚した。日本の中小企業研究は、その歴史も古く、膨大な業績が蓄積されていてその水準も極めて高いと言われている。しかし、「中小企業論」または「中小企業学」として一つの完結した独自の学問体系を整えているかと言えば、必ずしも確立されているとは言えないのではないだろうか。本書は大きく分けて「中小企業の本質論・構造論」、「中小企業の現状分析」、「中小企業の政策論・経営論」の3つのテーマから構成されている。経済構造論としての存立論、存立形態論における問題性論、そして政策論・経営論を以て独自の完結した体系になると考え、中小企業研究の総合化と体系化を試みた。本書は、戦後の日本中小企業の存立構造とその変化、動態を解明し、現段階の中小企業の展開とその進むべき方向性、新たなる課題を提起するよう努めたものである。


著者紹介 福島久一(ふくしま・ひさかず)1941年三重県生まれ。日本大学大学院経済学研究科修士博士課程修了。現在、日本大学経済学部・大学院経済学研究科教授。担当科目は「中小企業論」、「経済政策論」。主要著書に『中小企業政策の国際比較』(編著、新評論、2002年)、『90年代の中小企業問題』(編著、新評論、1991年)、『新中小企業論を学ぶ(新版)』(共著、有斐閣、1996年)、『現代日本の中小商工業』(共著、新日本出版社、2000年)など。