情報政治学講義

個数:

情報政治学講義

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806826
  • NDC分類 311.13
  • Cコード C0031

出版社内容情報

今世紀に入って日本は小泉政権を経験し、情報提供の政治性について考えさせられる機会を多くもった。「ワンフレーズ・ポリティクス」に対抗するかのように、野党主導で選挙に「マニフェスト」も導入された。先の衆院総選挙では、政策の中身よりも小泉流の情報戦略が勝利したとまで言われた。このようなときこそ、現代の情報政治について、新たな視点で問い直すテキストが求められているのではないだろうか。
 『情報政治学講義』は、「情報の政治性」を考えるための日本初のテキストである。これまでの政治コミュニケーション研究は、その多くがマスコミの政治報道研究であった。そのため、政治家の側の情報提供手法についての考察は不足しがちであった。政治CM、政治演説、インターネットを利用した選挙運動。こうした最近話題となっているテーマについて、そこに込められた政治的作為を論じたい。そのためには、新たな分析枠組として「情報政治学」を提唱する必要があると考えた。
 講義は10講からなる。第1講では、情報操作や情報の秘匿といった情報政治学の課題について考える。第2講では政治演説と政治宣伝の概念を整理し、第3講から第5講では、政治広告、選挙情報、ネット情報という選挙をめぐる政治情報の現状を論じていく。
 もちろん、マスメディアの政治的影響力やジャーナリズムの今日的あり方にも言及する(第6講・第7講)。またこれに呼応して、政権運営にあたる首相や大統領の情報政治手法、具体的には国民への呼びかけやメディア対策なども分析していく(第8講)。
 市民の側がどのように政治情報を発信していくべきかも、当然議論される(第9講)。また、戦争など国際政治の舞台における政治情報の実情も詳しく分析する(第10講)。これら10の講義すべて,多様なエピソードを盛り込み、コンパクトでも中味の濃い現代情報政治論を展開したつもりである。
 2005年は日本政治における大きな転換点となった。小泉首相の政治的言説やメディア対策手法が話題となる中、本書は新たな視点からの政治学を呼びかける。現代政治の理解に役立つ一書となることを願っている。(たかせ・じゅんいち)

内容説明

カエサルによる最初の「情報公開」から、ブッシュのネガティヴ・アド、小泉流ワンフレーズ・ポリティクスまで、多彩な事例をもとに「情報の政治性」を読み解く10の講義。現代政治の技術と感性を「情報」の視点から徹底分析。

目次

第1講 情報政治学の課題
第2講 政治演説と政治宣伝
第3講 政治広告
第4講 選挙情報
第5講 ネット情報と選挙
第6講 マスメディアの政治情報
第7講 ジャーナリズム
第8講 政権運営と政治情報
第9講 市民の政治情報技術
第10講 国際化する情報政治

著者等紹介

高瀬淳一[タカセジュンイチ]
1958年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。名古屋外国語大学現代国際学部・同大学院国際コミュニケーション研究科教授、早稲田大学政治経済学部・社会科学部・商学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

satoru_28

2
教科書を読了。情報の政治性、政治家やマスメディアによる情報の作為についてわかりやすく書かれています。ラジオやテレビが普及し始めたことによる政治情報の扱い方の変化には驚きました。インターネットが普及し、大量の情報を得られる今日では、ネット・リテラシーの教育が必要不可欠であると思いました。今後、インターネットを通した政治活動がどのように変化していくのか楽しみです。また、マスメディアの情報にどんな作為が含まれているのかを考え、自分なりの情報の扱い方を身に付けていきたいです。2012/12/13

take

1
政治とマスメディアに関する教科書。政治、メディア双方の観点から議論がなされている。平易な言葉で記述されており、政治とマスメディア関係の入門書として優れものと思う。2017/01/24

ぽん教授(非実在系)

1
政治とコミュニケーション、マスメディア、広告といった昨今注目されている分野についての本格的な教科書。小泉政権のころの出版でありそれ以降のデータがないのは残念であるが、それでも非常に興味深いケーススタディが満載であり、この頃にマスメディアの報道の弊害(イエロー・ジャーナリズム)などを理論的に指摘できてるといった点でも優れている。2012/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/536253
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。