ペレート・ムンドゥス―ある物語

個数:

ペレート・ムンドゥス―ある物語

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    【ご案内】
    新型コロナウィルス感染拡大の影響により、出版社からのお取り寄せ品におきまして、在庫状況や納期の確認ができなかったり、入荷までに普段よりも日数がかかる場合がございます。恐れ入りますが、あらかじめご了解くださいますようお願い致します。


  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794806727
  • NDC分類 993.61
  • Cコード C0097

出版社内容情報

世界の終末を危惧させる不安要素を諷刺を込めて描き、未来への可能性を訴える
「地球は生きています。そのことをわたしたちは忘れがちです。地殻がわずかに隙間をあけて一息つくだけで、大きな波は寄せては返し寄せては返します。そんな自然の前にあって人間は脆くも弱く、計り知れない苦しみを味わいます」そう語るフィンランドの現代作家レーナ・クルーンは、眼前に迫る不安と未来への可能性を、邦訳四作目となる本書『ペレート・ムンドゥス』に結集させた。世界の終末を危惧しかねない不安要素は、はたしていくつあるのだろう?そして、その不安はいくつまで増え続けるのだろう?破滅する世界にひそむ憂うべき不安が三六章にわたって書きつづられる。テロの危険性、人間を追い越しかねない超人的知能AIの目覚しい発達、崩壊するモラル、シンギュラリティーへの不安、多種をかけあわせた混合種キメラを実験台にする人間、絶滅危機にある森のカエル、幻覚作用をもつヒヨスの栽培をする市民、低温保存で人体を凍結・保管する団体の存在、襲ってくる津波。あげればきりがない不安要素を、ホーカンという同名の主人公たちが淡々と体験してゆく。そして、そんな不安や恐怖を抱えた患者たちを診るフェイクラブ博士も、もう一人の主人公だ。診療所の経営にくわえて、口臭や口の渇きを和らげるフェイクドロップという名のうがい薬を売っていることからフェイクラブ博士と呼ばれるようになったが、インターネットで診療を済ませることも名前の一因だ。患者層は幅広く、あらゆる恐怖症から過食・拒食症、そして妄想癖やニコチン中毒者まで博士にアドバイスを求めにメールを送ってくる。その相談者の一人が世界の終末論を説くホーカンだった。『ペレート・ムンドゥス』は、地球の未来予想図となりうる数多くの選択肢を含んだ社会風刺であり非理想郷である。それと同時に、現代に警鐘を鳴らしながら未来の可能性を訴える作品だ。

著者紹介 Leena Krohn(レーナ。クルーン) 1947年生まれ。現代フィンランド文学を代表する作家。アメリカやヨーロッパ諸国で数多く翻訳され、国内外で高い評価を得ている。幻想と現実を叙情的表現でつなぎながらも明快で的確な文体を特徴し、本国で特異な位置を占めている。

内容説明

現代に警鐘を、未来に可能性を。現代フィンランド文学を代表する作家レーナ・クルーンから届けられた最高の社会諷刺。

著者等紹介

クルーン,レーナ[クルーン,レーナ][Krohn,Leena]
1947~。ヘルシンキ生まれ。現代フィンランド文学を代表する作家の一人。幼少時代より多くの文人や芸術家と触れ合い、大学では哲学や心理学、文学や美術史を学ぶ。教授職に任命され、大学や図書館などで講演を積極的に行いながら執筆活動を行う。数々の文学賞を受賞し、ヨーロッパ諸国を中心に海外に翻訳された作品も多い

末延弘子[スエノブヒロコ]
文学博士。東海大学北欧文学科、トゥルク大学を経て、フィンランド政府奨学金留学生としてタンペレ大学に留学。フィンランド文学を専攻。フィンランド文学情報センター(FILI)に翻訳研修給付生として勤務し、帰国後にフィンランド文学情報サイトを末延淳氏と主宰。フィンランド文学協会(SKS)、カレヴァラ協会正会員。現在、翻訳、通訳、執筆を手がける他、都内各所でフィンランド語講師をしている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゅー

3
予想されうるさまざまな未来を「ホーカン」と呼ばれる人間が体験する。36章のそれぞれに出てくる「ホーカン」は名前は一緒だが、ある時は動物との掛け合わせで生まれたキメラであり、ある時は前衛芸術家、ある時は視覚を失った人類の中で新たに目を開いた者。しかしどの未来も雰囲気は暗い。レーナ・クルーンはこんな未来しか予想していないのだろうか。超AIに過去の遺物扱いされる人類、あるいは種族による争いの絶えない世界。彼女の語り口はいつもファンタジーなのだが、内容は血生臭く、このギャップにしてやられる。2011/09/13

Mark.jr

2
フィンランドの小説です。大人だったり子供だったり、教師だったり芸術家だったり、兄だったり弟だったりキメラだったりする、謎の男ホーカンを軸にした北欧流マジックリアリズムと言える奇妙な作品。こんな北欧の本を、もっと翻訳して欲しいですね。2019/09/27

bluesunset

0
とてもとても面白かった。特に印象的だったのは、「石のように軽く」。車いすホーカンは、泥水のなかに何をみたのでせうか?

Kuu

0
どの話も美しく、そして寂しい。世界の儚さが改めて感じられたような気がする。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/313247
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。