出版社内容情報
中国のWTO加盟により,中国市場と世界市場は一層融合し,経済のグローバル化は不可避となった。国民経済と地域経済の両面から,中国経済が世界に持つ意味を実証解明。
改革・開放以来、20年間の高度経済成長を続けてきた中国経済の形成と発展は、グローバル化を推し進めてきた世界市場を抜きにしては語れない出来事である。とくに中国のWTO (世界貿易機関)加盟の最終承認によって、中国市場と世界市場との一層の融合は疑いなく、中国経済のグローバル化も不可避な趨勢となっている。 本書は、国民経済と地方経済という二つの視点から、中国経済とグローバル経済とのかかわりを中心に、中国型経済システムの現状を考察したものである。
内容説明
中国のWTO(世界貿易機関)加盟の最終承認により、中国市場と世界市場の一層の融合、グローバル化は不可避である。本書は国民経済と地方経済の二つの視点から中国経済とグローバル経済の関係を実証的に究明する。
目次
第1部 中国型経済システムと多国籍企業(中国型経済システムの形成と多国籍企業;多国籍企業の対中直接投資と経営実態;多国籍企業の輸出活動と中国経済;グローバリゼーションと国民経済―開放体制における内外均衡)
第2部 中国型経済システムと地方経済―中国東北地区の経済と北東アジア経済交流圏(国際化時代の地方経済―グローカリズムの意義と可能性;中国東北地区の歴史と現状;中・ロ国境貿易の進展と地方市場圏;中国港湾・海運の発展と北東アジア経済圏)
著者等紹介
唱新[チャンシン]
1956年中国吉林省生まれ。1984年吉林大学大学院国際経済研究科修了。吉林大学東北亜研究院教授を経て、現在、金沢経済大学(金沢星稜大学)教授。専門分野は中国経済論、多国籍企業論
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