出版社内容情報
【変革の主体形成】「女性論」「差別論」の一般教育セミナーなど,過去30年にわたる教育実践をふまえ,大学における一般教育の今日的意義とその可能性を確認する。
内容説明
一般教育を縮小・解体した90年代の教育改革は歴史的な誤りである。過去30年の教育実践を踏まえ大学教育における一般教育の今日的意義と可能性を説く。
目次
「つくられた自分」から「つくる自分」への飛翔!―大学でなにをどう学ぶか
戦後新制大学論
大学における一般教育
名古屋大学の一般教育のあゆみ
現代日本学生論―新入生アンケート調査を通して
ぼくの大学教育実践―一般教育セミナーの場合
私の大学教育論
横浜教科書訴訟における口頭弁論―福沢諭吉「脱亜論」をめぐって
日本近代史像の見なおし―福沢諭吉のアジア蔑視と侵略思想
PKO自衛隊派兵違憲訴訟―ふたたび戦争への道を歩む日本