内容説明
「大東亜戦争」のさなか、戦争を賛美し謳歌した文化人のほとんどは、戦後そのことを自分史の中で抹殺し口をぬぐった。だがその足跡までは隠すことはできない。
目次
幻の詩集か?
稀覯本と呼ばれる書物がある
偽の「幻の書」が現れた
戦争末期の出版事情
アンソロジー『昭和の小楠公』
新東亜建設のテキスト・二冊
二冊の絵本
中央公論社のマンガ本
孤高の詩人・吉田一穂の軍歌
無知との遭遇
書籍とは呼べないが
これも古書ではないが
二種類の『興亜詩集』
一部削除になった詩集
日本の母・讃仰
『戦争詩集』
『週刊小国民』を読む
『決戦漫画輯』
同題名でも異本であった「心の書」
悪名高き二冊の本
戦時下のペンネーム(筆名)〔ほか〕
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- 洋書
- Für dich da