出版社内容情報
【理論と現実】国際社会における権力闘争の本性を正しく理解するための一冊。国際政治学の理論的位相を指し示す,ユートピアニズムとリアリズムの対立の構図を考察。
内容説明
国際政治に働く権力闘争の評価を巡る国際政治学の根本問題、ユートピアニズムとリアリズムの相克と整合を究明し、これが戦後冷戦構造の中でいかに顕在化したかを検証する。
目次
第1部 国際政治理論への接近(国際政治学におけるユートピアニズムとリアリズム;リアリズムの国際政治理論―モーケンソーと主著『国際政治―権力と平和』;リアリズムと平和)
第2部 国際政治への接近(アジア・ナショナリズムの構造;日米安保体制と冷戦;冷戦時代における核状況と国家)