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沈黙のたたかい―フランス・レジスタンスの記録

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  • サイズ B6判/ページ数 315,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784794801265
  • NDC分類 956
  • Cコード C0022

出版社内容情報

【フランス・レジスタンスの記録】ナチスドイツ占領下,秘密出版社『深夜出版』を創設し,最後まで雄弁に闘った抗独レジスタンス作家による地下出版活動の記録。

内容説明

ネオ・ナチ台頭への新たな警鐘!抗独レジスタンス作家の地下出版活動の軌跡。

目次

1 激変への前奏曲(第二次大戦まえの私;プラハの憂鬱;戦争の足音;“奇妙な戦争”のはじまり;負傷;パリ陥落;イゼール河畔の戦勝)
2 暗い日々(失われたフランスの誇り;やさしい侵略者;わが友レスキュール;レジスタンスのきざし;沈黙する作家たち;ハーケン・クロイツの正体;処女作『海の沈黙』)
3 真夜中の微光(『深夜出版』の誕生;『海の沈黙』の刊行;レスキュールの失踪;自由地帯への旅;危険にみちた秘密出版活動;連合軍の反攻はじまる;レスキュールとの訣別;『深夜出版』の進展;『星への歩み』;高まる抵抗運動;近づく勝利の日;パリ解放)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

印度 洋一郎

1
左派系文学者の著者(「海の沈黙」の作者)がドイツ占領下のフランスでレジスタンス活動について赤裸々について語る回想録だが、武装闘争ではなく、地下出版(抗独文学の非合法出版活動)であるところが興味深い。印刷所探しから、出版した本を当局の目を掠めていかに配布するかという出版レジスタンスの実態が詳しい。南部のヴィシー政権地区と北部のドイツ占領地区との間にはレジスタンス同士にも温度差があり、北部は南部を「占領政策に慣れて、ぬるく活動している」、南部は北部を「ドイツ軍に従う敗北地帯」と呼び、嫌悪し合っていたという2016/06/29

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