内容説明
第2次世界大戦末期のイタリアの政治軍事情勢を詳述。南イタリア王国、ムッソリーニの社会共和国、反ナチ・ファシズムのレジスタンスとの3つ巴えの抗争を描き、イタリア現代史の空白を埋める衝撃作。
目次
1 7月25日の夜
2 つかの間の自由とバドリオ新政権
3 ムッソリーニの監禁と共謀者の思惑外れ
4 混乱期
5 カステッラーノ将軍の使命
6 8月の悲劇
7 獄中のムッソリーニと愛人クラレッタ
8 シチリアのカッシービレ休戦協定
9 休戦直前の秘密交渉
10 休戦をめぐる疑心暗鬼とローマ脱出
11 イタリア軍の反撃態勢と戦艦「ローマ」の爆沈
12 イオニア海ケファリニア島の大殺戮とイタリア軍の解体
13 無防備都市ローマ
14 イタリア政府ブリンディジへ遷都
15 ムッソリーニの救出
16 新ファシスト国家の誕生
17 バドリオ政権と連合国とのトラブル
18 新休戦協定および連合国との共同戦線
19 レジスタンスの始まり
20 北伊サロのファシスト社会共和国政府
21 ヴェローナ宣言とフェッラーラの虐殺
22 北伊の愛国行動グループと南伊統治問題
23 サロ共和国軍隊と新ファシスト政権の復讐
24 ヴェローナ裁判
25 イタリア社会共和国の野望と対独関係
26 バーリの民主連合党大会とソ連のバドリオ政権承認
27 ローマ近郊アルデアティネの墓穴
28 共和国軍編制の失敗
29 国王の退位と第2次バドリオ政権
30 ローマの開放と第1次ボノーミ政権
31 ヒトラーとムッソリーニの最終会議
32 「最後まで戦い抜くべし」
33 開放地区とパルチザン共和国
34 ナチスの弾圧と連合軍司令官アレクサンダー将軍の布告
35 第2次ボノーミ政権
36 ムッソリーニ最後の演説
37 社会共和国断末魔の苦しみ
38 レジスタンスの勝利
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印度 洋一郎
yoneyama
henry
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- 和書
- 恐竜骨ぬりえ