内容説明
本書は、1984年10月のインディラ・ガンジー暗殺事件を題材に、インド報道の第一人者として著名なマーク・タリー英BBCデリー支局長と同僚のサティッシュ・ジェイコブ記者が、克明な取材と歴史考証に基づいて執筆した労作である。日本語版出版にあたり、母親の悲劇を受け継いだ息子ラジブが、自らの政治にその教訓を活かそうと懸命に努力しながらも、結局は凶弾に倒れるまでの経緯を緊急追補し、ネール、インディラ、ラジブの親子三代にわたる「王朝」の盛衰を振り返るとともに、今後のインド政治の行方も概観する。
目次
第1章 首相の暗殺
第2章 シーク教徒
第3章 シーク教徒の不満
第4章 ビンドランワレの登場
第5章 ビンドランワレの逮捕
第6章 ガンジー女史、シーク教徒との交渉に乗り出す
第7章 アジア大会とその余波
第8章 二つの殺人事件 ガンジー女史の決断
第9章 失敗した大統領令
第10章 土壇場の交渉
第11章 ガンジー女史のGOサイン
第12章 ブルー・スター作戦
第13章 ゴールデン・テンプル、6月6日
第14章 余波
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