出版社内容情報
ヴェルレーヌを世に出し,ブルーストを心酔せしめたG.フォーレ。彼が目指した音楽とはいったい何であったのか。近代フランスの音楽史,文化史,精神史の流れを検証する。
内容説明
ヴェルレーヌを世に出し、プルーストを心酔せしめたG.フォーレ。彼が目指した音楽とは、いったい何であったのか。近代フランスの音楽史、文化史、精神史の流れを検証する。“メロディー”(フランス歌曲)を確立した作曲家の全生涯と全作品。世界初の完全版作品表、邦版ディスコグラフィー等、資料充実。
目次
幼年時代と青春期
昔と今
バラード
スプリーン(憂鬱)
華やかな宴
平行して
ペネロープ
怒り
智慧
年譜
関係書誌一覧
ディスコグラフィー
作品表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星規夫
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フォーレの人生について知りたかったのだけれど、この本は作品解説の方に力を入れているようで、自分の目的には合わなかった。その解説も、知識不足ゆえに何を言ってるのかサッパリわからんですたい、という体たらく。しかし、フォーレ最後の言葉は素晴らしかった。2012/02/26
あまがえる
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伝記というよりも、作品の解説に力を注いでいる印象。出世欲がなく、中庸を生きた作曲家だった。死の二日前に息子に残した言葉が胸を打った。2011/01/30
みかん
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フォーレの勉強に…と思って借りた本に意外とプルーストの名前が出てきた時の顔してる 使えるな2022/09/24