内容説明
遺伝子に障害を与える放射能、生態系を破壊する農業技術など、さまざまな形態を分析しながら、「生物の進化の道筋」に照らして総合的に論じる、全く新しい公害論。好評の旧版に脚注を大幅に増やし、フロンガス・熱帯雨林などにも言及した88年度と89年度の、講義の要旨の一部も補追に加え、内容をより充実させた、1990年度版。
目次
序論 何を講義するか
第1章 可逆サイクルである生命現象
第2章 原子力をめぐって
第3章 環境変異原をめぐって
第4章 近代農業をめぐって
第5章 遺伝子操作をめぐって