内容説明
ムソリーニ、ヒトラー、チャーチル、スターリン、ローズヴェルト。絶対的な権限をもって世界の運命を左右した5人の男の実像。英国屈指の現代史家が第二次大戦の指導者像と「指導者なき体制」としての天皇制下における日本の姿を鋭く描出する。
目次
1 ムソリーニ
2 ヒトラー
3 チャーチル
4 スターリン
5 ローズヴェルト
7 日本―名も無い戦争の指導者たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
5
BBCで放送された歴史家のTV講座を書籍化。第二次大戦の主要参戦国の指導者像とその戦争指導を概観している。はったりで世を渡ったムッソリーニ、天才だが孤独癖のあるヒトラー、地味なキャラだが恐るべき独裁者のスターリンなどは想定内かなという感じだが、短気で戦争指導は間違いばかりというチャーチル、世界に関する碌な知識もないままに楽観的な未来のビジョンを持っていたルーズベルトなど、英米に辛口なのは語り手がイギリス人だからか。そして、日本に関しては「戦争指導者のいない国」と解説。これは英米人には不思議なんでしょうなぁ2016/08/02
かっぱ
2
少し前にTLで話題になっていた本。第二次大戦での、各国指導者の解説。話題になっていたのは、ムッソリーニ、ヒトラー、チャーチル、スターリン、ローズヴェルト(ママ)ときて、日本については、固有の人名になっていないという点。内容は、わりと客観的たけど、概論的すぎる気はする。まあ、BBCの番組の書き起こしと考えると無理はないかも。2022/05/24
GEORGE
2
冬休みに学校の図書室で借りました。 教科書で教える程度でしか彼らを知らない私でも、写真付きで視覚的で、内容もわかりやすく、面白かった、と思えました。 一番、印象に残ってるのは、チャーチルが、大学より前の教育課程では、成績がよくなかったことかな()2012/12/29
村山誓一
1
やはり日本に関する記述が気になったし、指導者を中心に記述している他国と異なり、指導者が明確でなかったというところが特異だった。2022/06/05
Toshi T
0
日本の指導者は明確でなかったことがよく分かった。2022/04/30