出版社内容情報
与謝野晶子,平塚らいてう,山田わか,伊藤野枝,山川菊栄……「華」のように美しく果敢な女たちが火花をちらした大正女性論争のすべてを描く!現代フェミニズム論争の原点。
内容説明
“華”のように美しく、果敢に生きた女たちの「大正女性論争」の全てを描く。「華の乱」原作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コニコ@共楽
3
深作欣二監督の映画「華の乱」を観て、ぜひ原作を読みたいと思った。原作は、小説というより評伝で、与謝野晶子を軸にしていて、全く知らなかった平塚らいてふとの論争など、リアルな激動の明治・大正時代を感じられた。エネルギッシュな女たちは、生きざまがすさまじい。2016/08/25
Gen Kato
2
明治~大正女性論争史。論客・与謝野晶子の一面を知る。おおむね発端は浅い認識による独断。しかし議論は揚げ足取りや罵倒、言葉遊びになってしまうことも。このへん、現代のやりとりとまったく時代の差はない。2015/06/10