内容説明
老作家がともに生きた愛猫、愛犬。出会い、そして必ず訪れる別れ。家族であった彼らに、捧げる鎮魂歌。鶯、懸巣、小寿鶏…小鳥の鳴き声、風になびく枯芒、流れる清水、富士にかかる白雲…箱根山の凛とした息吹が聞こえてくる…日本の原風景。
目次
愛猫・愛犬追懐(愛猫;愛犬)
箱根山寸描(新緑記;落葉記;高原荘にて―冬のスケッチ)
著者等紹介
小田淳[オダジュン]
昭和5年神奈川県生。日本文芸家協会会員、日本ペンクラブ名誉会員、大衆文学研究会会員。電電時代賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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