内容説明
時は明治。日本人有馬慈郎は「黄金虫部族の大長アジャルタイの娘ラサキの故国脱出護衛役」としてアフリカの秘境に突入。黄金虫部族の地には銀の壺の木がそびえ、どこで発生するのか黄金虫が雲集。業病に苦しむ敵対部族の白蛾人の王を、黄金虫の粉末によって快癒させた聖者アジャルタイの志。しぶとくも追跡してくる尾のある密偵ラビゲヌス。神秘の予知能力を駆使して地獄の砂漠を突破するラサキ。にわか出現の大湖のほとりで衝撃の告白。部族の因習によって生命の危機に立つ子や孫の救出をはかる先革者アジャルタイの深謀―。人類の原風景を舞台に繰り広げられる現と幻。
著者等紹介
竹村一夫[タケムラカズオ]
1933(昭和8)年東京都新宿生まれ。東京教育大学(現筑波大学)文学部社会学科卒業後、県立古河第一(茨城県)、都立江北、赤坂、千歳丘、各高校教諭、山崎高校(嘱託)を経て、1988年退職。秦野同人誌「風恋洞」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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