内容説明
筑紫のツクシとは?奴国のナとは?箸墓のハシとは?蘇我氏のソガとは?語源を知ると古代史が見えてくる。
目次
1 邪馬台国(陳寿の筆法―順路の記述と俯瞰的記述;奴国の「奴」とは何か ほか)
2 渡来を表す言葉(磯城と磐余―シク・ハル・スブ;箸墓・間人・布留―ハス・フル ほか)
3 大和王権(武内宿禰の虚実―タマキハル;倭の五王―ワケ・ワキ・ワク ほか)
4 『記紀』を読む(天のウズメが面勝神である理由;スクナヒコナとはどういう神か ほか)
5 古代地名を解く(弟国と太秦;カモとイヅモ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
1
2009年刊。著者は在野の歴史研究家。言語から歴史を研究する姿勢に興味があるので読んでみたが期待外れだった。比較言語学的な論証は一部しかない。 1.邪馬台国。 放射読みと邪馬台国九州山門説。 笠沙の御前を志賀島と見ているが、これはコノハナサクヤ姫を娶った場所と明記されている。詳しくは以下の記事を参照。「第19 日本神話の故郷を探る」http://www3.point.ne.jp/%7Eama/w19.html →2024/09/22
邑尾端子
1
記紀のなかには、現在の日本語とはまったく印象の違う、古代語と思われる人名や地名が多く散見される。「イサホワケ」「ワニ」「タシラカ」「ハシヒト」などなど・・・こういった一見意味のわからない言葉でも語源があり、意味がある。そしてこれらの言葉の意味を理解したときに初めて読めてくる歴史がある。古事記、日本書紀の編纂者ですらもはや古代語の意味を理解できず苦心の末独自解釈していた、という事実は面白い。まさに言葉は生き物である2014/03/14
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