内容説明
経営に破れ人生をあきらめた男が、九州の「青の洞門」に流れつく―。「殺人のつぐないを念じ、村人のために30年をかけてノミ1本で300メートルの岩穴を掘り抜いた僧禅海の霊」に巡り会い、生気を回復する。なにが男を蘇生させたのか―(幻の二人連れ)。敦煌莫高窟。修業僧と村女の愛欲の壁画にかこまれた密室に迷い込んだ少女は、そこで父と母の秘密を知る。少女は戒律を破った僧の子だった。母の霊は訴える。戒律にこそ、そもそもの罪が…(秘密の仏たち)。飛鳥の亀石に宿る霊、「正当な理由もなく斬殺された蘇我入鹿の血にまみれた首が無念の想いをこめて空を飛び狂っている光景」を眼にする…ほか五篇。
著者等紹介
渡辺早苗[ワタナベサナエ]
1936年東京に生まれる。桐朋女子高等学校卒業。早稲田大学教育学部卒業。文芸同人誌「遊」同人。国際ソロプチミスト東京―葵会員。隅田川市民交流実行委員会会員。日本ペンクラブ会員
渡辺眞幸[ワタナベマサユキ]
医学博士。1931年東京、浅草に生まれる。1943年慶應義塾普通部卒業。1955年慶應義塾大学医学部卒業。1965年現地で3代目渡辺医院を継承。慶應義塾大学医学部同窓会前評議員会議長。ホームドクターの傍ら、学校医、産業医、労働衛生コンサルタント等を勤める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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