内容説明
旧軍隊の闇を探れ…現代日本の闇の底が見える。今を去る６０年。国家防衛の盾となる決意で軍隊に入った青年たちを待っていたのは「教育の名のもとに新兵をいじめ抜いて楽しむ愚劣な先輩兵の集団」だった。誇りを奪えば勇者も駄目になり愛国心をもてあそべば国は亡びる。しかし、将校にも兵士にも自分の頭で本質に切り込む才気はゼロ。盲従だけの猿の軍団だった。いじめに耐えられず同年兵が自殺した。―「おのれ、俺は許せても空手四段の俺のかくし武術が承知しない」。連続する犯人不明の古兵惨殺事件。
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- 和書
- 越後上布 雪ざらし
