出版社内容情報
1943年にアメリカで出版されて以来、現在も世界中で愛される『星の王子さま』。その著者サン=テグジュペリは、祖国フランスをヒトラーに占領された後、ニューヨークであたかも遺書のように『星の王子さま』を書き上げた。
彼の愛する飛行機は、冒険の道具から兵士を殺傷する兵器となり、彼自身も偵察機の操縦士となる。そして、最後はドイツ軍の戦闘機に撃墜され、その生涯を終えた。非常識だが憎めない彼のパイロットとしての生涯は、彼の作品とみごとに重なり、複雑な21世紀を生きる我々にささやかな勇気を与えてくれる。
そんな彼の物語がシンプルな英語で楽しめる一冊。
内容説明
宇宙からきた少年とパイロットの、風変わりで美しい物語『星の王子さま』を著したサン=テグジュペリ。彼自身もまた風変わりで美しい人生を送った。命の危険と隣り合わせの空の旅。愛する家族や友人、恋人たちとの出会いと別れ。時代の波と戦争に翻弄されながら生まれた数々の物語を通して、金髪の少年―サン=テグジュペリは今も人々の心の中に生き続けるのだ。
目次
1 Dreams Take Flight
2 Becoming a Pilot
3 Desert Flights
4 Desert Hero
5 South America
6 Lost in the Desert
7 Wartime
8 Writing The Little Prince
9 Final Flight
Word List
著者等紹介
西海コエン[ニシウミコエン]
ニューヨークと東京をベースに活躍するジャーナリスト、ライター。日本の文化をアメリカに紹介するための様々なセミナーなどを企画運営し、同時に日本に向けてはアメリカの歴史や文化についての記事などを寄稿。さらに日本人に向けたビジネスコミュニケーションに関する書籍を多数執筆し、その分野のコンサルタントとしても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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