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出版社内容情報
幕末に日本に滞在したスイス人外交官エメェ・アンベールの著書『日本図説』〔パリ・アシェット社刊、1870年〕に収載された図版約500点の中から、江戸の町人の生活・文化にかかわる図版220点あまりを厳選して再編集。
徳川幕府との交渉のため滞在した10ヵ月間の見聞や収集した資料を元に作り上げた図版には、幕末の江戸の街並みや、町人の暮らし、働く人の様子などが精緻に記されています。
日本人庶民に向けられるアンベールの温かいまなざしを感じることができる本書は、日本人
にとっても歴史的に貴重な資料集です。
内容説明
幕末に日本に滞在したスイス人外交官エメェ・アンベールの著書『日本図説』に収載された図版の中から、江戸の町人の生活・文化にかかわる図版220点あまりを厳選して再編集。外国人の目で見た、幕末の江戸町人の暮らし。
目次
1 町のにぎわい
2 働く人たち
3 町人の暮らし
4 信心と神仏
5 祭りと年中行事
6 芸能・興行と遊郭
著者等紹介
大津樹[オオツキイ]
美術・歴史・文化人類学などの書籍企画編集に従事するなかで、欧米の博物画・風俗画に魅せられ、その研究・紹介に意を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
おお~!先日取り寄せた本はどちらかというと武士が中心のものでしたが、こちらは庶民の暮らしが紹介されているものです。西洋的な表現で表現されている江戸時代の人々の姿はあまり多く見ていないので驚きです。職人の描写が特に新鮮でした。外交官たちにとっても、この国で出会うものがとても面白かったんでしょうね。…このシリーズもっとないのかなあ。2022/11/28
もだんたいむす
3
掲載されている絵には見応えがあったが、レイアウトが微妙だった。2022/11/06
Go Extreme
2
町のにぎわい: 橋と大通り 大道芸 店舗と市場 働く人たち: 職人 職人 特別な職業 そのほかの仕事 町人の暮らし: 家庭と家族 おとなの楽しみ 子どもの遊び 女性たち 信心と神仏: 仏のかかわり 葬儀の様子 神とのつながり 祝い事 祭りと年中行事: 神社の祭礼 春・夏 秋・冬 歳末 新年 芸能・興行と遊郭: 曲芸と軽業 芝居と相撲 妓楼と遊女 浅草・今戸の地図2022/07/19
kaz
1
建物と人間の大きさの比率に違和感はあるし、図版の作成者の解説に怪しいものもあるが、当時の生活・文化がビジュアルにわかって面白い。図書館の内容紹介は『スイス連邦政府の首席全権として1863年に来日したアンベール著「日本図説」収載の図版の中から、江戸の町人の生活・文化にかかわる図版220点あまりを厳選して収録』。 2022/11/30