内容説明
夏の午後、森の中で本を読みながらうとうとしているアリスの前を、チョッキを着て懐中時計を持った白いうさぎが通りかかる。「大変だ!大変だ!遅刻しちゃう!」言葉をしゃべるうさぎを追いかけて、アリスは不思議の国に迷い込む。巧みな言葉遊びとユーモアで世界中の大人と子供を魅了した、ルイス・キャロルの傑作。総単語数4,214語。見開きごとのあらすじや、すべての単語の意味が載ったワードリスト付き。中学2年生程度。
著者等紹介
キャロル,ルイス[キャロル,ルイス] [Carroll,Lewis]
1832‐1898。本名チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(Charles Lutwidge Dodgson)。イギリス、ダーズベリに生まれる。学者としても数学・論理学の著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みや
14
日本語訳で既読のはずなのに覚えていないエピソードが幾つもあった。改めて読むと纏まったストーリーというより小話が集まった感じ。『オズの魔法使い』のように大きな目的があって動くのではなく、その場その場で本能のままに動くから気持ちの置き所が常に難しかった。でも、よく分からないことが魅力なのだと思う。「she was also a careful girl.」とあったが、そんな場面は一度も無かった。人様の家の飲み物を迷いなく飲むな。お姉ちゃんも同じ夢を見て、お姉ちゃんの述懐で終わるのは予想外で面白い。2024/05/17